私の結婚祝いに母から贈られたバラの押し絵
12月29日。今日は母の誕生日です。誕生日だった、というべきか。
母が亡くなってもう11年も経ちました。
親しい人たちの間で、『偶然同じ』という数字に出会うことがありませんか?
自分や、自分の親しい人たちの中で、誕生日や記念日や命日が同じとか。
とても不思議なつながりが感じられます。
私の家族のなかにも『偶然同じ』数字がいくつかあります。
29日は私の甥っ子(弟の子)の誕生日であり、私の息子の誕生日です。
息子にいたっては、生まれた時刻まで『午前3時29分』
息子が生まれたのは母が亡くなってから2ヵ月後のことです。
私にとっては偶然というより、突然亡くなってしまった母が「ちゃんと見守っているよ」というメッセージをくれたように思いました。
母はとても器用な人でした。洋裁や手芸が得意で、何年も木目込み人形や押し絵を続けていたので、たくさんの作品が残っています。
あやめ
紫陽花
クレマチス
りんどう
つわぶき
まだまだたくさんありますが、私の手元にはあと少しだけ。
父は母の作品を写真家に頼んで撮影し作品集を作りました。
作品自体はきっと実家の押入れの中でねむっていることでしょう。
押し絵は絹を染めた布を使っているので、いくら陽射しを避けて飾っていても、時とともに段々色あせていってしまいます。
それでも、目にふれる場所に飾っておくと、母の手がふれたものだと思うだけで心がほんのりと暖かくなるのです。
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