DeNA前社長の池田氏、プロバスケチーム買収!B3埼玉ブロンコス新オーナー就任/Bリーグ
3/6(金) 7:00配信 ・サンケイスポーツ
プロ野球DeNAの初代球団社長で、さいたまスポーツコミッションの会長を務める池田純氏(44)が、バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のプロチーム、埼玉ブロンコスを救済買収し、新オーナーに就任することが5日、分かった。4日のB3理事会で承認され、10日のBリーグ理事会での追認を経て正式に決まる見込み。“新型コロナウイルス禍”に揺れるスポーツ界。横浜でベイスターズを再生した経営者が、今度は個人オーナーとして埼玉を元気にする。
プロ野球からバスケへ、揺れるスポーツ界を活気づける異例の転身だ。DeNA前球団社長の池田氏が、所沢市やさいたま市を中心とした埼玉県全域をホームタウンにするB3埼玉を買収し、オーナーに就任することが明らかになった。
「再建を頼まれ、黙って見過ごせないと立ち上がったようです」
関係者が明かした。4日のB3理事会で株式異動が承認され、10日のBリーグ理事会での追認を経て決定する。
埼玉はマツダオート東京バスケットボール部として1982年に結成され、2002、03年度には日本リーグを連覇。Bリーグの前身bjリーグ発足時の6チームの一つという名門でもある。
ただ、近年は運営会社が数億円の累積債務を抱え、今季も赤字が見込まれるなどチーム存続が危ぶまれていた。そこで“ホワイトナイト”を買って出たのが池田氏。経営健全化計画を構築し、運営会社の債務超過を解消。今後の運営を託したい既存の株主陣が過半数の株式譲渡に賛同した。
池田氏は史上最年少の35歳でDeNAの球団社長に就任。本拠地・横浜スタジアムの買収(友好的TOB)、約24億円あった赤字の解消と黒字化、観客動員増などに成功し注目を集めた。
16年に退任して現在は、さいたま市の地域活性化を図る社団法人の会長を務めている縁もあり、新たな挑戦の場にB3埼玉を選んだようだ。同市の清水勇人市長が公約に掲げる5000-1万人規模のアリーナを含む次世代型スポーツ施設の建設構想との連携も期待される。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により、埼玉県内でもプロ野球西武、J1浦和を含むプロチームが無観客試合や開催延期など影響を受けている。B3ではこの日、既に決まっていた28試合に加え、15日までの10試合の延期も発表された。
経営面への打撃も大きい非常事態。消滅危機にあったプロチームを救うプロ経営者の参入はスポーツ界、埼玉を元気にすることにもつながる。
「ジーター、ジョーダンのように個人がオーナーになって夢のチームを育てていく時代が日本にも来ると思う」とし「次のベイスターズ」をつくることを目指してきた池田氏。製菓大手・東ハトなど多くの企業再建にも携わってきた“再生請負人”が、横浜の次は埼玉で手腕を発揮する。
3/6(金) 7:00配信 ・サンケイスポーツ
プロ野球DeNAの初代球団社長で、さいたまスポーツコミッションの会長を務める池田純氏(44)が、バスケットボール男子Bリーグ3部(B3)のプロチーム、埼玉ブロンコスを救済買収し、新オーナーに就任することが5日、分かった。4日のB3理事会で承認され、10日のBリーグ理事会での追認を経て正式に決まる見込み。“新型コロナウイルス禍”に揺れるスポーツ界。横浜でベイスターズを再生した経営者が、今度は個人オーナーとして埼玉を元気にする。
プロ野球からバスケへ、揺れるスポーツ界を活気づける異例の転身だ。DeNA前球団社長の池田氏が、所沢市やさいたま市を中心とした埼玉県全域をホームタウンにするB3埼玉を買収し、オーナーに就任することが明らかになった。
「再建を頼まれ、黙って見過ごせないと立ち上がったようです」
関係者が明かした。4日のB3理事会で株式異動が承認され、10日のBリーグ理事会での追認を経て決定する。
埼玉はマツダオート東京バスケットボール部として1982年に結成され、2002、03年度には日本リーグを連覇。Bリーグの前身bjリーグ発足時の6チームの一つという名門でもある。
ただ、近年は運営会社が数億円の累積債務を抱え、今季も赤字が見込まれるなどチーム存続が危ぶまれていた。そこで“ホワイトナイト”を買って出たのが池田氏。経営健全化計画を構築し、運営会社の債務超過を解消。今後の運営を託したい既存の株主陣が過半数の株式譲渡に賛同した。
池田氏は史上最年少の35歳でDeNAの球団社長に就任。本拠地・横浜スタジアムの買収(友好的TOB)、約24億円あった赤字の解消と黒字化、観客動員増などに成功し注目を集めた。
16年に退任して現在は、さいたま市の地域活性化を図る社団法人の会長を務めている縁もあり、新たな挑戦の場にB3埼玉を選んだようだ。同市の清水勇人市長が公約に掲げる5000-1万人規模のアリーナを含む次世代型スポーツ施設の建設構想との連携も期待される。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により、埼玉県内でもプロ野球西武、J1浦和を含むプロチームが無観客試合や開催延期など影響を受けている。B3ではこの日、既に決まっていた28試合に加え、15日までの10試合の延期も発表された。
経営面への打撃も大きい非常事態。消滅危機にあったプロチームを救うプロ経営者の参入はスポーツ界、埼玉を元気にすることにもつながる。
「ジーター、ジョーダンのように個人がオーナーになって夢のチームを育てていく時代が日本にも来ると思う」とし「次のベイスターズ」をつくることを目指してきた池田氏。製菓大手・東ハトなど多くの企業再建にも携わってきた“再生請負人”が、横浜の次は埼玉で手腕を発揮する。