悩み多き保護者の方々が元気になれる情報を入手しました。
子どもたちにはまだ発揮できていない素質があります。適切な支援と温かい周囲の理解で大きく開花することができる可能性を秘めています。
自分は日々そう信じて支援しています。
次の新聞記事からも元気がもらえますね。
息子3人発達障害、パワフル母ちゃんが子育て奮闘記 愛情あふれるインスタが人気
2019/07/30 16:00神戸新聞
人呼んで「姫路の母ちゃん」−。発達障害のある3人の息子を育てる清瀬幸枝さん(46)=兵庫県姫路市=が発信するインスタグラム(写真共有アプリ)が、多くの母親の支持を集めている。パワフルかつ人情味あふれる子育てぶりが人気で、同じ悩みを抱える人たちから相談が舞い込むことも。長男はこの春、念願の就職を果たし、母ちゃんはますますパワーアップしている。
3人の息子は社会人の真也さん、県立姫路しらさぎ特別支援学校2年の竜也さん、姫路市立高丘中学3年の朋也さん。いずれも発達障害がある。
障害が分かったのは次男が最初。言葉が出ないと気をもんでいた3歳のころだった。「自閉症」と診断され「薬では治りません」と言われた時は泣き続けた。ほどなく長男と三男も障害が分かった。ショックだったが周囲の励ましを受けながら「自分の産んだ子や」と前を向いた。
幸枝さんは積極的に学校や友達に息子の障害を説明した。息子たちをどこへでも連れていき、大勢の人と関わらせてきた。
この春、長男真也さんは、県立播磨特別支援学校を卒業し、「餃子の王将」チェーン店を運営する「ペルゴ」(姫路市)に就職。「飲食関係に勤めたい」という夢をかなえた。
厨房(ちゅうぼう)で働く真也さんが、廃油を扱う最中、手にやけどを負ったことがあった。駆けつけた幸枝さんに、真也さんは状況を説明し、「店に油をこぼしたら、他の人や会社に迷惑がかかる」と話した。
自分のことより、周囲を気遣えるようになったんか−。幸枝さんは手を真っ赤に腫らした息子を気遣いつつ、手応えを感じた。「人の気持ちも分かるし、想像力もある。日々成長している」
そんな日常を1年前からインスタグラム(@yukiekiyose)で発信する。「子育ての話はさりげなく。上から押しつけるようになるので。大半が大好きな手料理の写真」と笑う。
時折、思いもよらない相談が舞い込む。
「自分も発達障害だと思う。仕事も続かないし、周りとうまくいかない」「周囲に子どもの障害を隠している。話を聞いてほしい」…。切実な声には自分の経験も交え、心を込めて精いっぱい返信している。そんな姿から“姫路の母ちゃん”と呼ばれるようになり、更新を楽しみにするフォロワーは日ごとに増えている。
「これからもどんどん発信していきたい。求めがあれば、どこでも行ってお話しします」。ますます輝いている。