遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

渡辺三郎 油彩『椿』(8号)

2023年02月01日 | 絵画

先回、備前焼の献上鶴首花器を紹介しました。そして、この花器に椿を入れ、眺めているうちに、そういえば、似たような油絵があったはずと気がつき、探し出したのが今回の品です。

油彩 4号。昭和?

渡辺三郎(1928- )。洋画家。岡本太郎らとアバンギャルド運動に参加。その後、写実的な花の絵(特に、椿)を多く描いた。

備前焼と思われる花瓶に椿の花が入れてあります。

脇には、ビー玉と椿の一枝。

透明感のある描写が特徴的です。

先回の実物と並べてみました。

プロとはいえ、達者なものですね。

 

 


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8 コメント

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Unknown (cforever1)
2023-02-01 15:16:07
おお✨🐻すばらしい絵ですね⤴️✨✨✨
これぞ「静物画の存在感」‼️お宝名画です💎✨✨(椿の花びらが分厚くて、椿の形の練りきりのように美味しそうです💖)
渡辺三郎を検索したら、椿の絵がいっぱい出て来て白い椿もありましたよ✨椿画の手練れなんですね👑
あと、検索結果の一番さいしょに「衆議院議員の渡辺三郎」という人も出て来ました💡 クリンより🍀
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クリンちゃんへ (遅生)
2023-02-01 16:14:44
椿の花は、この人の十八番なんでしょうね。
ワンパターンのきらいありです(^^;
が、この手の画題は比較的人気があり、これで食っていたのですね。
私としては、どこかにアバンギャルドの匂いをみつけたいのですが・・・・
アバンギャルドからリアリズムへの転身もまあありかなと、昔アバンギャルに多少カブレながらも、今や骨董にまみれている遅生が申しております(^.^)
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遅生さんへ (Dr.K)
2023-02-01 18:29:36
飾って絵になる絵(?)ですよね。
アバンギャルドな絵だけでは食べていけないので、このようなオーソドックスな絵を描いて食べていたのでしょうか、、、。
さすが、プロですね。
達者ですね(^-^*)
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Dr.kさんへ (遅生)
2023-02-01 19:30:12
絵や音楽で食べていける人は本当に少ないですから、その道の人たちは大変でしょうね。
飾り映えのする絵というと、やはり静物画。そういった絵は時代が変化しても堅調な需要がありますから、描く方にとっても無難なのだと思います(^.^)
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Unknown (1948219suisen)
2023-02-01 22:13:52
椿の葉の質感の出た絵ですね。

私の親戚の画家も普段は抽象画を描いていますが、私が若い頃絵のモデルをさせてもらった時はお礼と言ってバラの花の絵をプレゼントしてくれました。いつもこんな絵ばかり描けば売れるのにと思いましたが、それをしないところが芸術家の芸術家たる所以だったのでしょうね。
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1948219suisenさんへ (遅生)
2023-02-02 09:05:14
植物の質感なんてどうやって表現するんでしょうね。近で見ると、なんでもない筆使いなのですが、少し離れてみると、本物らしく見えます。
親戚の画家さんのモデルなんてすばらしいです。その絵こそ、もらっておきたいですね。
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Unknown (1948219suisen)
2023-02-02 15:04:19
そのおじさんは高知大学教育学部美術専攻の先生をしていて、私が頼まれて勤めたのは学生さん達の油絵のモデルでした。謝礼もいただきましたが、その後、おじさんはバラの油絵をくださったのでした。が、そのいただいた絵は大阪のマンションから引っ越して来るときに夫に勝手に捨てられてしまいました。夫には、ただの古ぼけた絵に見えたのでしょうが、東京芸大卒業の画家の絵を私の許可も得ず勝手に捨ててしまうなんて…💧。そのおじさんも昨年亡くなったから置いていたら形見にもなったのに…。

遅生さんのように昔の芸術品を保管しておくこともなかなか大変な時代になりました。これからも美術品をブログで楽しませてくださいね。
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1948219suisenさんへ (遅生)
2023-02-02 18:13:30
そうでしたか。私の知っている芸大出の人も、美術、音楽ともにその道で食うのはなかなか大変そうです。先生ならいいですね。時代に迎合せずに、自分の描きたいものを描けますから。叔父さんの抽象画をぜひ手元に(^.^)
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