竹紫館剣道

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立冬の句に寄せて

2007-11-08 | 稽古
菊の香や月夜ながらに冬に入る     正岡子規

暦の上では、時あたかも立冬となりました。
初めて冬の気配が現われてくる日とされています。
まだ秋も深まる前にという感が否めませんが
落葉樹が色づいた葉を落としてゆく様には、細っていく侘びしさもどこか漂っています。
山茶花や木枯らしの便りが届くのも近いことでしょう。
冬支度はお早めにどうぞ。

竹紫館とて例外ではなく、道場の床も冷たく感じられるようになりました。
そんな立冬の日の稽古から。


手前に低学年、奥に高学年と分かれての稽古です。
剣を交えて入り乱れるように交差しながら動く高学年がなかなかの迫力です。


榎本先生と伊谷先輩のご指導のもと、汗も吹き出るほどの稽古でしたが
少ない人数で頑張った低学年。
幼さも残していますが、稽古に臨む顔つきが
以前とは比べものにならないほど引き締まって見えるようになりました。
お疲れさま。

終わってほどなく、袴姿も板についてきた婦人部が堂々の登場です。
おや、久しぶりの顔も見られます。

カメラを向けるとモザイクにしてくれとか縦に伸ばして細長く加工してくれとか
剣道の腕より口の方が達者なので、やむなく遠目からの撮影。
「子供達と婦人部どちらが聞き分けよいですか?」と沖田先生に伺うと
「もちろん子供達だね」即答です(笑)

婦人部はそろそろ防具を揃える段階に入るようです。
子供の使わなくなった防具を体にあてて、サイズを見てもらっています。
「小さくないかしら?」婦人部の方が言うと
「稽古を続ければやせて細くなるから大丈夫です」きっぱりと伊谷君。
「え、太ってるって言ってる?」こういう反応は素晴らしく早い婦人部。
「君はこれ以上言うと墓穴を掘るだけだからやめなさい」
沖田先生や周囲の皆さんに遮られてシマッタ顔の伊谷先輩なのでした。

立冬の女生きいき両手に荷         岡本 眸


(記事 かりんこ)


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