2/6 君が代 たまむすびを聞いていて
日本人は劣等感を持ちやすい。
でも優越感もすぐ持つのだ。
戦争に負けたことは日本人にどうしようもない劣等感を与えた。
父は意見をあまり言わなかったからわからない。
でも母はそれまでの教育がひっくり返されたことを時に嘆いた。
子供のころを思い出すと、それでも父は旗日だと国旗を門に出した。
母は無関心このうえなかった。
私は国歌を歌うことに抵抗はなかったけど、
もっとカッコいい国歌がいいと思ったことがある。
アメリカの国歌、フランスの国歌。
すごく元気のでる曲だよね。
ルームシェアをしていたころ、メイトのフランス人にフランスの国歌好きよと言った。
そうしたら、フランスの国歌が好きな外国人は多いと言った。
歌として、音楽として好きだという意味です。
帰国してから日本には国歌を歌うことを拒否する人々がいるのを知った。
教員をしていた友人にどうしてか聞いたところ、
強いられるのが嫌だと言っていた。
この国歌はいつから存在するのだろう?
戦前も同じ国歌だったのだろうか?
マックアーサーがこの国歌の内容に「待った」をかけなかったとしたらちょっと不思議。
チェック漏れかね?
さて、日本人がこの君が代を拒否、抵抗を感じるとするなら
それは平和すぎて、国のない痛みがわからないからだと思う。
フランスの小説で最後の授業というのがある。
作者はドーデだったか?
ドイツの国境と接したアルザスの町で、
ドイツに占領されてしまった町。
その町で国語(フランス語)を教えていた教師がいる。
明日からはドイツ語で授業だと言ったかどうか覚えていないけど、
彼はこみ上げる怒り、悲しみを抑えて、黒板に書いたフランス語を消していった。
想像してください。
今、中国に占領されて、日本人は明日から日本語を話してはならんということになったら、
あなた、君が代を少し、懐かしく思うのではないですか?