先日の東京出張を利用して
東京乃木神社に参拝してきました。
明治期に陸軍大将として日露戦争を
勝ちに導いた乃木希典大将を
お祀りした神社です。
乃木神社は東京だけではな、全国各地に
たてられています。
それは、軍神として全国に建てられたのではなく、
乃木将軍の人格を慕う人々が、各地で私財をなげうって
作られた神社なのです。
しとしととそぼ降る雨の中、祭殿に向かい静かに
参拝してまいりました。
新渡戸稲造の「武士道」が再び脚光を浴びています。
乃木将軍はまさに、明治期にみる「ラストサムライ」
であったといえるのではないでしょうか。
「サムライ」は全人格を高めつつ、大義のために命を
賭す。そんな潔い生き様こそ最高の「徳」とした人々です。
最近では、ワールドカップで活躍する日本チームの
シンボルカラーを「サムライ・ブルー」というそうです。
国の名をチーム名として全力でを戦う選手に、
「サムライ」のそれを重ね合わせているのかもしれません。
特に海外では、サムライという言葉は力強さよりも、威厳や畏敬の念を
もって使われることが多いようです。
その日本人の誇りある武士のあり方に、至誠を尽くして
生き抜いた乃木希典大将はじめ、多くの軍人(武人)が
太平洋戦争以降タブー視されたことを、残念に思う参拝でした。
参拝させて頂きましたこと感謝でした。
まさに乃木将軍は、至誠の人ですね。
たくさんの遺品を見せていただき一層感動しました。