Chie Blog

フリーアナウンサー ・フェリーチェChie 代表
司会・セミナー講師・小中高生の英語教室主宰・ラジオパーソナリティ

倉本聰さん作、演出の舞台が廿日市にやってきます!

2015年01月30日 | ゲスト


 今日は FMはつかいち「昼はまるごと761」の番組の中で倉本聰さんへの電話インタビューをさせていただきました。

 2月18日(水) 19:00開演(18:30開場) はつかいち文化ホールさくらぴあ大ホールで富良野group公演2015冬 「夜想曲~ノクターン~」の舞台があります。
廿日市での舞台は2013年2月の「明日 悲別へ」以来 2年ぶりです。

 富良野groupの皆さんの舞台での肉体表現は 「セリフを使わず表現する。頭ではなく体で表現する」という倉本さんのこだわりなのかとお訊ねすると 富良野塾のOBOGで構成される富良野groupの皆さんは 過酷な環境の中 塾生時代に昼は農業、夜は演劇練習という厳しい生活を送っているから自然と強靭な肉体が出来上がっているとお話しになられました。(もっともっと富良野塾についてもお話しお伺いしたかったです。(ー_ー)!)

 私は今回のインタビューをさせていただくにあたって脚本をあらかじめ読ませていただきました。この舞台に登場してくる人物は倉本聰さんご自身が東日本大震災以降 何度も東北被災地に足を運んでいろんな方を取材され その取材をとおして出会った方がモデルになっているとお話しいただきました。津波で行方不明になった娘さんを探し砂浜を掘り続ける人も プロの新聞記者として写真を撮ることよりも人としての人生を全うして亡くなった同僚をもつ新聞記者も すべて実在の人物がモデルとなっているそうです。いろんな方の死ぬ間際にとった行動を取材していくうちに「人間ていいなぁ」ということもお感じになったというお言葉は心に落ちました。被災していない私たちでも 東日本大震災の時には自分が生きていることに罪悪感を感じたくらいですから 被災地でかろうじて命を失わなかった方が「自分が今生きている」という罪悪感を感じながら苦しんでいらっしゃること、お察しすることはできます。人間は忘れっぽい生き物です。だからこそ 生きていられるのかもしれませんが 日々の豊かさを享受し 日常生活に追われている方、お時間があえば  東日本大震災の悲劇をしっかりと考える時間をもつためにも 是非はつかち文化ホールさくらぴあに足をお運びください。

 私は 倉本聰さんが手がけられたドラマ脚本「北の国から」の中で 純が「電気がないと暮らせない」といったシーン、妻に不倫され故郷に戻った一見情けないお父さんが体をはって家族が「生きる」ために頑張るシーンが印象に残っています。スマートフォン、インターネットなどの普及で便利になりすぎたこの現代社会の中で子育てをするお母さんへのメッセージをお伺いしました。倉本さんのお答えは「おふくろ」が人間の基本。「お母さんのしつけ」「お母さんの子供への向き合い方がずっと子供に影響する。」というお言葉でした。
いろいろなご経験をなさった方のお言葉は やっぱり暖かい。また深い愛情にあふれ 本当の優しさを知っている方だな。と改めて感じました。

 子育てと仕事の間で日々葛藤しながら頑張っているお母さんのためにも やはり 次回は はつかいち文化ホールさくらぴあで倉本聰さんの子育て講演会ですね。
 あ~もっともっと富良野塾のこと、子育てのこと、女性の生き方についてなどお話しをお伺いしたかったです。

 当日は 倉本聰さん さくらぴあのロビーにいらっしゃるそうですので ご家族お誘いあわせのうえ 生の舞台をお楽しみください。 
はつかいち文化ホールさくらぴあhttp://www.hatsukaichi-csa.net/cms/event/2015/02/group2015.html

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 各地で大雪? | トップ | 講師のお仕事 »

コメントを投稿