「北方三国志」と言われる北方謙三による三国志。
今更ですが、全13巻を読み終えました。
誰も勝利しないという物語は、どの時代も真実かもしれない。
「勝利」とは自分の中にだけ存在するものなのか?
次々と現れる英雄の繰り出す台詞に心打たれるわけですが・・・
最も痺れたのが、曹操の次の台詞。
「私も負けた。完膚なきまでに負けた。この姿を見れば、それはわかろう。
しかし、私は闘って負けた。そして諸君は、闘わずして負けたのだ。
私は、闘わずして負けた諸君に、訣別を告げる。」
来週、いよいよサロマです。
自分との闘いです。
自分に勝利するための闘いです。
水滸伝、楊令伝は読破しています。
ぜひ。
三国志も読んでみます。
今、4巻目。