千鳥亭日乗 

のびのび、しみじみ、走り続けたい。「サロマンブルー」という小さな奇跡を夢見る、梅ランナーの日乗を綴ります。

オフ

2011-07-31 16:54:45 | マラソン
今日から8月。
この一週間、梅雨に逆戻り?と思わせるぐらいの天気が続いています。
先々週、夏対策で買ってきた、簾、反射カーテン、反射シートの活躍する機会がないほど。
夜も、窓を開けて寝ていると風邪をひきそうになる。
このまま夏は終わってしまうのか?

ところで、7月のランは56kmで終了。
サロマのあとなので、7月、8月は、オフということで。


大津から

2011-07-23 06:07:43 | マラソン

昨晩、琵琶湖の大津から戻りました。
水曜日から金曜日まで大津の某ホテルに三日間、缶詰の会議。
アメリカ、ドイツ、イタリア、インド、中国など、世界中のCEOが集まっての会議。

考えてみれば、本当に三日間ホテルから一歩も外に出なかった。
朝の9時から夕方の6時まで会議、そして6時から立食、夕食、深夜の二次会、三次会。
一日目は、久しぶりに会う方もいて、そこそこ楽しめるのだけれど、
二日目、三日目は、もう話題もつきて、黙々と酒を呑んでいた。

何となく、警察の取調べから出てきたような気分。
今日も出社するわけですが、いい一日でありますように。

おそるべし、なでしこJAPAN

2011-07-18 08:03:40 | マラソン

おそるべし、なでしこJAPAN。
今朝は、勿論3時半におきて、ワールドカップサッカー決勝観戦。
もう終わったと何回天を見上げたことか、でも、なでしこは諦めていなかった。
我々は、もしかして優勝するかも?みたいな期待感を持って観ていたのだけど、
選手は、本当に優勝を狙っていたんだというか、実は優勝の確信があったのではないか?
と思わせるような粘りだった。

延長のSAWAのゴールは、神風が吹いたというか、鳥肌が立った。
この瞬間、なでしこJAPANは優勝すると、千鳥亭も確信した。
PK前に、監督、選手は笑っていたし、やる前から結果が出ていた。

勇気をもらった。
感動した。
ありがとう。

自業自得

2011-07-16 23:30:40 | マラソン

サロマから三週間が経ちました。
7月に入って、サロマの完走や、新しい会社に移ったということもあって、
昨日まで連日連夜の呑み会が続きました。

ホントに、ここ数年こんなに呑んだことはないのではないかと思うほどです。
二日酔いなら、ちょっと気持ち悪いなぁという感じなのでしょうが、
これが、三日、四日、五日と続き始めると、午前中とか会社で椅子に座っていると、
30分ぐらい意識が飛んでいたりして…。
会社に遊びに来てくれる、友人、後輩、先輩、お客様の殆どが、何故か夕方に来られる
わけで…、というか、千鳥亭もそういう人たちと呑みたいだけなので、自業自得です。

でも、ようやくそんな営みも一巡したようなので、この三連休は、体調を整えて、
アサランできる生活に戻していきたいと思います。

100km先が観える釧路湿原

2011-07-02 14:41:25 | マラソン

過去2回のサロマは、旭川から北海道にはいったのですが、今回は釧路から入りました。
旭川からサロマへの道程は、所々には北海道らしい風景を見ることができますが、
所謂、観光スポットというところがなかったので、今回は、ちょっとコースを変えてみました。
なかなか写真では、そのスケール感が伝わらないですが、ご紹介します。



釧路湿原です。
第一展望台に車を止めて、2kmほど山の中を歩くと、ご覧のような風景が現れます。
視界270度全面に何の障害物もない釧路湿原が広がっていて、この桁違いの遠近感に圧倒されます。
釧路駅から出ているノロッコという湿原の中を走る列車にも乗りましたが、
やはり、この遠近感が北海道の醍醐味だと、つくづく思いました。
100km先から物凄い勢いで目に入ってくる風景が、後頭部に突き抜けていく…。



釧路湿原を後にして、摩周湖に向かったのですが、「霧の摩周湖」の名のとおり、
真っ白で、そこに湖があることすらわかりません。
諦めて、摩周湖の北東に位置する、「神の子池」に行ってみた。
この神の子池と摩周湖は、地下でつながっており、一日12000トンの水が湧き出ている。
年間水温が8℃に維持され、池に沈んだ倒木が低温のために腐らず、水面がエメラルドブルーに光っていた。
金の斧を持った神様が出てきそう。



これは、観光スポットではないと思うのですが、たまたま農道を車で走っていると、
目の前の山肌に「牛」の文字が現れた。
京都の「大文字」に対抗した、釧路の「牛文字」。
何のために…、牛の供養かもしれませんね。



サロマからの帰り道、もう一度、摩周湖に寄ってみた。
霧が見事に晴れて、綺麗に摩周湖の全貌が現れた。
全周が切り立った山肌に囲まれて、何も寄せ付けないというような、無言の威圧感を感じた。
残念ながら、恐竜は顔を出しませんでした。

東京で生活していると、目の前にはビルがあり、壁があり、障害物だらけで、視界が行き詰る。
一日中パソコンに向かっているビジネスマンやケイタイを睨みながら街中を歩く若者たちは、
視界30cmで生活しているのではないかと、ふと思った。
100km先が観える釧路湿原と100kmを走らせてくれるサロマ湖に感謝します。

来年も釧路から入ろうかと思っています。
あと、最後に釧路の魚市場でつまんだ寿司は、最高でした。
寿司屋の親父、ありがとう。

第26回サロマ湖100kmウルトラマラソン

2011-07-02 07:47:56 | マラソン

報告が遅くなりました。
6月26日に開催されました第26回サロマ湖100kmウルトラマラソン、無事完走して戻りました。
昨年の猛暑と比較すれば、レースコンディションとしては、遥かに楽なはずなのですが、
やはり、楽なウルトラマラソンなど存在するわけもなく、苦悩の13時間でした。



今回のサロマは、何となく完走して当たり前という周りの雰囲気や、
6月23日に移った新しい会社のみなさんに完走を約束してしまったこともあり、
精神的なプレッシャーは昨年以上でした。

今年のレースプランは、50kmまでがキロ7分、50~80kmがキロ8分、80~100kmがキロ9分
というもの。
終わってみれば、ほぼ予定通りに走れたみたいだけど、お昼前から気温がグングン上がり、
60~80kmは、意識が遠のくような瞬間が何度かあった。

計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:02:05
10k 01:09:15 1:07:10
20k 02:13:28 1:04:13
30k 03:21:03 1:07:35
40k 04:30:35 1:09:32
50k 05:41:28 1:10:53
60k 06:59:46 1:18:18
70k 08:23:01 1:23:15
80k 09:45:45 1:22:44
90k 11:08:36 1:22:51
Finish 12:38:38 1:30:02

個人差はあると思うけど、エイドで食べ物を取っていても、60kmを超えるとガス欠気味なる。
ガス欠になると、足腰の筋肉痛もさることながら、脳も疲れてきて、そして眠気が襲ってくる。
眠くなると、脳から出る「もう止めろ、限界だ…」というような囁き(指令)が全身を駆け巡る。
眠気を覚ますために、5km毎に水をかぶり、少しづつ食べ物を胃に流し込みながら、
気力と体力が戻ることを祈りつつ、3時間耐えに耐える。

この精神的な危機(4分の3症候群)が来る60~80kmの区間を楽しく走るというのが、
今年の最大のテーマだったのですが、まったく駄目でした。
来年に持越しです。

今回も家族三人でゴールゲートを超えました。
人垣の出来た最後の100mを家族で走り抜ける。
13時間の苦悩が、5倍、10倍となって歓喜に変わっていく。

やり抜きます。
サロマンブルーまで、あと8回。