真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『文藝春秋にみる「坂の上の雲」とその時代』 (2009年)

2011-10-26 | 読書-エッセイ/小説etc
文藝春秋にみる「坂の上の雲」とその時代
文藝春秋【編】
文藝春秋 (2009/11/25 出版)

この本(やなんか)の特設サイト

関係者の手記などの蓄積があるからねえ。
ササッと集めて1冊出来てしまう。

「当事者に話を聞いた」でなくて、当事者(本人)たちの証言に、登場人物の子孫たちの回想等々だからねえ。
参りました。

「杉野」の戦友である下士官で、閉塞作戦でカッターの1番を漕いでいた人物=目の前の広瀬武夫少佐が直撃弾を受けた際に血を浴びた方などを池島信平が探してきて、日露戦争30周年に下士官・水兵の座談会を実施したものなど、さすが文藝春秋社。

座談会などを読んで、「日本世間噺大系」を思い出した。
久しぶりにまた読んでみようか・・。

伊集院信管の図解でようやく理解。
旧海軍の信管・火管一覧

それと、
櫻井忠温氏(旅順攻撃の戦記「肉弾」著者)
“(進駐軍は)東条等七人は皇太子の御誕生日十二月二十三日を選んで、絞首台にかけた。「日本人これを見よ」といわんばかりに、求めてこういう日に処刑した。”
と、「文藝春秋」昭和32年7月号に寄稿している。(本書所収)

これを「ドーダ」(俺が初めて指摘したんだぞ?)とばかりに膨らませて強調したヒトがいたんだが、まあ、あれかねえ。

霞むなあ。
『ジミーの誕生日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』

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