真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

ぎょっとさせるタイトルの『ジミーの誕生日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』を読むが・・

2010-01-16 | 読書-エッセイ/小説etc
『ジミーの誕生日―アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』
猪瀬 直樹【著】
文藝春秋(2009/11/25 出版)

南面堂はね、「ジミー」にはちょっとうるさいのだ。
といって、また過去エントリをリンク:
◆『天皇とわたし』1989年12月刊 2008-10-27
◆あなたの名前はジミーです/わたしのしたことで成功したものがあるとすれば20081101
◆残念なことでしたがこれで日本は永遠に救はれたのです~あの夏、母から息子への手紙 20081201

巻末に参考文献が多数列挙されているが、工藤女史の作品はないな。
参考にはしておりません、ということか。ま、いいけど。

■GHQはその日を選んだ [評者]塩田 潮(ノンフィクション作家)中日新聞・東京新聞 2009年12月20日

◎ 羊頭狗肉的な書名で本を売る ◎ 社会科学者の時評 2009.12.25

たしかに、ぎょっとさせるタイトルは過言の滝だわな。
‘天皇明仁に刻んだ「死の暗号」’は、ちょっとどうかという気がする。

じつはね、南面堂は、下記のwebコラムの記載で興味をひかれて図書館に予約を入れたもの。
「ジミーの誕生日」には間に合わなくて越年してしまったものね(笑)。

猪瀬直樹の「眼からウロコ」マッカーサーが仕掛けた戦慄の時限装置 皇太子明仁の誕生日になぜA級戦犯が処刑されたのか? 2009年11月25日

上記web上の記載で十分だったかも。
「A級戦犯の処刑が皇太子の誕生日(将来の天皇誕生日になる)に行われた」という事実に気付いたことから、ここまで膨らませました。ドーダ、と?

「古家を解体したら、カタリテの縁者(故人)の古い秘密の日記が出てきて・・・」というパターンは、小池真理子さんの作品にあったよな。
扇ガ谷の家屋を解体したら、カタリテ(女性)の亡母の日記が・・・・だっけ?
あれも戦後混乱期のお話じゃなかったっけ?

副知事さんのほうは、亡祖母の日記を建築会社の人が届けてくれたという女性が、カタリテ(作者を思わせる男性を示唆)に相談・・・という、よく似たパターンでスタートする、おはなし おはなし。

ケーディスと子爵夫人について、検索した中から参考になる記述:
- クリック20世紀 -
1949/05/03 ケーディス民政局次長辞任:流れは変わった。冷戦の本格化で、「GHQ左派」のケーディス、静かに辞表提出。

鳥尾 鶴代(とりお つるよ、1912年5月25日 - 1991年12月27日)は日本の旧子爵夫人

ふむ、こんな本があったのか:
子爵夫人 鳥尾鶴代―GHQを動かした女
木村 勝美【著】
立風書房 (1992/02/20 出版)

蛇足:
子爵夫人は、viscountessね。読み方注意ね。
そういえば、むかしこんな旅客機もあったな。

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