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真似屋南面堂はね~述而不作

まねやなんめんどう。創業(屋号命名)1993年頃。開店2008年。長年のサラリーマン生活に区切り。述べて作らず

『「第5の戦場」サイバ-戦の脅威』 (伊東 寛さん 2012年)

2013-06-12 | 読書-現代社会
祥伝社新書
「第5の戦場」サイバ-戦の脅威
伊東 寛【著】
価格 \819(税込)
祥伝社(2012/02発売)

システム防護隊(しすてむぼうごたい、JGSDF System Protect Unit:SPU)

【伊東寛】南北朝鮮サイバー攻撃合戦をどう見るか[桜H25/4/9]

サイバーセキュリティ研究所 所長 理事 伊東寛

伊東寛元陸自システム防護隊長と意見交換

不可視だが、確実にある脅威=サイバー攻撃をめぐる近年の動向 株式会社ラック理事・サイバーセキュリティ研究所長 伊東 寛

伊東寛氏インタビュー(前編):すでに日本はサイバー戦争に参戦。このままいけば敗北必至

まことに意義深い。
時宜を得た著作。

オートバイにはねられないようにね。
なんのハナシ?

本筋に全く関係ないが、奇妙な記述に目がとまる。
ベレンコ中尉のミグ25亡命事件に関して、
「米国にはバルキリーという超高速の戦略爆撃機の構想があり、B29の後継機として盛んにリークされた。・・・しかし、バルキリー計画は嘘だった。ソ連はありもしない幻の超高速戦略爆撃機構想に対抗するために莫大な出費を強いられた」とあり。

これを嘘で幻と言ってしまうかどうか。
2機は作って飛ばしていたわけだからな。

幻の構想ではないね。
実戦配備に至らなかった計画を全部「ありもしない幻」と定義するならそうなのかもしらんが。

ノースアメリカンXB-70(North American XB-70)は、アメリカ空軍の試作戦略爆撃機。製造は2機のみ。愛称のヴァルキリー(Valkyrie)は北欧神話の戦乙女ワルキューレの英語読み。

対抗するために莫大な出費を強いられた、のは事実。
1950年代、アメリカ合衆国では B-58、XB-70、SR-71 などの超音速機が開発された。ソ連のミグ設計局は、こうした侵入機に対する迎撃戦闘機の開発の必要に迫られていた。

「B29の後継機」というのは、こりゃまた何世代か違う極端な記述というほかない。

たしかに、こういうことは言えると思うけど。
B-58とは、コンベア社が開発しアメリカ空軍に制式採用された戦略爆撃機
つまり、当時の仮想敵国(主として財政面)に間接的ダメージを与えた一種の「ブラフ(はったり)」としての「戦果」を考えれば、B-58の存在はあながち無駄ではなかったという評価も多い。

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