季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

花の命と美を抽出

2016-04-08 18:17:14 | 手仕事 Handicraft
抜き差しならない理由でうちに居る事に。

朝から郵便局に不在配達の用紙を持って荷物を取りに行く。
昨日の分。

オーストリアから料理の材料。箱に入ってたくさん。
この中に友達の愛がたくさん詰まってるなと、抱きしめて歩く。

もう一つは徳島から来たコスメの材料。
これが来たので、とにかくえなみのうじょうから来た花を化粧品に加工しないと!一刻を争う。


まず冷蔵庫に保存していた花を分ける。使うのはマリーゴールド(カレンデュラ)のみ。冷蔵庫に入れてたから、か入れてたのにか、腐敗しているのがいくつかある。

       

綺麗な花!

       

蜜蝋などオイルを湯煎で一度融かして置いておく。

       

花。この前は花びらだけ使った。良く考えたら成分って真ん中の所にたくさんありそう。今回は花全体を使う事にした。
それで刻む。
なんかこんなにきれいな花を包丁で刻むのって残酷な気がする。

       

そしてさっきの油をもう一度融かして花を入れる。

       

湯煎しながら温度を上げていい具合に浸透させる。これで一晩放置。

       

この作業をしながら、前も観て、今もう一度観ているパフュームと言う映画の事を思う。
前に見た時は途中からで、限りなく変態で残酷な場面ばかりだった。綺麗なんだけど。
それでそんな事をする彼の生育環境が知りたくて、始めから観ています。
想像以上に凄まじかった。

その映画に出てくる場面と今日の仕事が重なる。脂で花の成分を抽出すると言う事。
映画の人はうつくしい女の人の匂いを取るために何人も殺す。怖い話。

それでも映画そのものはものすごく美しく奇妙で魅力的。初めから観たら話の筋もなるほどと思った。
誰にも愛されずに育った主人公の空しさがあまりに深すぎて驚くほど。
興味があったので、原書をKindleで探して読み始めた。原書の方が生育環境について詳しいので興味深い。

Perfume (Penguin Modern Classics)
Patrick Sueskind
Penguin Classics


Kindleの新しい読み方を見つけた。聞いてたけどやってみてびっくり。
なんと音読してくれる。
それも読み手を選べる。国や地方によって、また男女も。
なんと名前まで付いてる。読む人の。
読む速さも選べる。
すごい。めっちゃわかりやすい。
読みながら聴くと早く読める。
これ、どうやってるんだろう?この人たち読んだんだろうか?全部。それともソフトで合成だろうか?ナゾすぎる。すごすぎる。
それくらい違和感のない読み方なんです。

もう一つ単語一つずつ出てくる読み方も出来て、それが速読の練習になるらしいけど合わなくてやめた。
やってみて思ったけど、読んでる時って一語ずつ読むのと違う。一語を追いながら、前後の単語も目に入れて関連させて読んでる。
読むときってアルファベット一つずつ観てるんじゃなくて、単語全体の形でも読んでる。
そう思うと普通に本の形式の方が私は読みやすい。

英語を忘れないために、語彙を増やすためにペーパーバックを読むようにしているけど、それをやりすぎると文字はわかるけど読み方がわからない単語が増える。
ハリーポッターのハーマイオニーなんてずっとヘルミオネだって思ってた。
読んでもらうとそれがない。ちゃんと発音も間違いなく読める。
この機能、すごいとしか言えない。Amazonでかした!

明日、カレンドラスキンクリーム完成。待ち遠しい。








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