季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

赤い夕食

2013-05-21 20:14:08 | 食べ物 Eat
徳島の友達が畑の空いてるところにいろいろ植えて育ててちょこっといつもの野菜と一緒に送ってくれる。
今回はビーツが入ってた。去年くらいに別の友達が「作って!」ってリクエストしてたのを覚えて作ってくれたのかもしれない。親切。

何を作ろうか?と考えたけど、やっぱりビーツと言えばボルシチでしょう!
でも食べたことない。それでクックパッドで調べて適当に作りました。材料はあった。

ビーツ、切ってみてびっくり。赤い、赤いにもほどがあります。もうほとばしる赤さ!
まな板と包丁も手もすごい感じで怖い景色です。ここでは一滴の血も流れてませんよ。全部ビーツからの赤です。

       

いろいろ材料を切って煮込んでボルシチを仕込む。煮込んでいる間に葉っぱを料理。
葉っぱはナムルにすると良いという情報だったので、迷わずナムルに。
これも切るときも葉っぱでさえすごい赤さ。茹で汁も赤いよ。
なんでこんな赤いのかな?って考えるくらい赤い。
それでわかった。 あ、ロシアやからや!共産主義の事を赤って言うよね。昔の言葉か。いけない言葉か?まあそう連想する私はソ連時代を知っているお年頃。

ナムル、茹でて絞ってる時は赤い汁がいっぱい出て来たけど、塩と牛だしとゴマ油を入れたら赤い汁が出なくなった。赤い物質(アントシアニン?)は水溶性で油には溶けないんだなあと思って見る。

       

トマト缶も入ってるけど、めっちゃ赤いです。ジャガイモが透き通るようにピンク色になってる。セロリも。とにかく何入れても赤く染まります。ロシアだけに(しつこい)
あ、この浮いてる油に溶けてる赤はビーツ由来とは違いそうです。たぶんニンジンかトマト。カロチンだと思う。あれは親油性だった。

       

出来て食べました。なんと美味しいです!きっと赤さの中には栄養が一杯入ってると思う。
あんなに寒いロシアの人たちがこれで極寒の冬を乗り切れるくらいの栄養とビタミンが入っているのだ。

       

サワークリーム入れたら美味しいと書いてあったので、替わりに生クリームを入れました。
それがまろやか~で美味しいです。

       

娘と一緒に「美味しいね!」と言いながら食べる。彼女が生まれた時に入院してる間に一緒に入院してるお母さん達と「こんなに世間から隔離されてたら国が一つなくなったってわからないね」なんて言ってたら本当にソ連がなくなっててびっくりしました。あんなに強くて大きい国だったのに。
今ロシアの本を読んでいます。
そんなこんなでロシア気分が満たされたビーツ料理。
赤い夕食。ご馳走様でした!
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