ハサミ(シザーズ)
私が国試に受かった直後に買いました。
左利き用です。
小指を乗せる為に、付属品が付いてるのですが、
使いにくいので、外してます。
(上の写真の、矢印部分)
私達は、
あまりハサミと表現せずに、
シザーズ！と呼びますが、
ここでは、ハサミ！と書きます。
技術を覚えるに従って、ハサミも種類が増えていきます。
基本的に、大体６種類のハサミになります。
美容師の場合は、
このハサミ(シザーズ)を、
他の人に触れさせることは、まず、
あり得ないです。
家族すら禁止です。
１本が、種類によっては、かなり高価なこともあり、
ハサミのネジが、
自分のクセや、
力加減など、
全てが合うように
調整されており、
人が触れると、歪んでしまい、
切れなくなってしまいます。
下に落としたりしたら、
もう、ゴミ箱に捨られてしまいます。
まだ私が、
インターンの頃に、
こんなことがありました。
ある日、私は、
何かの拍子に
先輩のハサミを、
床に落としてしまった。
すると、その先輩は、
そのハサミを手に取り、
何も言わずに、
ゴミ箱に捨てました。
メチャ怒られる！
と思いましたが、
日頃は、鬼のように怖かった先輩でしたが、
この時だけは、
「いいよ、また買うから。」と。
ここで、怒られないことが、余計に辛かったです。
話を戻します。
普通、
ハサミを使う時、
両刃を動かしながら切りますが、
親指だけを動かして切ります。
切れ味も、
並みじゃなく抜群の為、
新人の頃は、
怪我も耐えません。
私自身も、手を、
チョキ、チョキ！と、
切りながら、覚えていきました。
私の、カットデビュー直後の失敗は、、、、。
ハサミの種類に、
セニングシザーズ！っていうのがあります。
(すきハサミ)
私は、
毛量調節しようと思い、
すきバサミを手にしたつもりでいたら、
普通のハサミだった、
結果、その場所で、チョキン！
あっ、やってしまった！
急いで、先輩に伝え、
修正してもらったので、
その時は、事なきを得た。
お客さんは、何にもしらない状態ですが、、、。
これ以外も色々とありましたが、
一番、毎日が充実してたかな。
それと、レザー。(カミソリ)
私は、
このレザーカットは、
キューティクルを
削ぐように切るので、
使わないです。
