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コミュニティをよりよくしたいという私達に、とっても素敵な言葉です。
「タイトル:サービスする心
与え与えられるのが、この世の理法である。すなわち、自分の持てるものを他に与えることによって、それにふさわしいものを他から受けるのである。これで世の中は成り立っている。
だから、多く受けたいと思えば多く与えればよいのであって、充分に与えもしないで、多くを受けたいと思うのが、虫のいい考えというもので、こんな人ばかりだと、世の中は繁栄しない。
与えるというのは、わかりやすくいえば、サービスするということである。自分の持っているもので、世の中の人びとに精いっぱいのサービスをすることである。頭のいい人は頭で、力のある人は力で、腕のいい人は腕で、優しい人は優しさで、そして学者は学問で、商人は商売で……。
どんな人にでも、探し出してくれば、その人だけに与えられている尊い天分というものがある。その天分で、世の中にサービスをすればよいのである。サービスのいい社会は、みんなが多くを与え合っている社会で、だからみんなが身も心もゆたかになる。
おたがいに繁栄の社会を生み出すために、自分の持てるもので、精いっぱいのサービスをしたいものである。」
「それは夢にすぎないだろうか
ただ おたがい おなじ国に生きる人間として
素直に心と心を寄せあい 手と手を握りあって
この国日本の 繁栄と平和と幸福とを
ひとすじに探し求めることができないだろうか
真剣になれば 意見の対立もおきるに違いない
だが 私たち日本人としての願いが一つなら
かならず そこに高い調和と力が生まれよう
それは 決して夢ではないはずだ」
―――本著より
松下幸之助著「道をひらく」
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