大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

川本先生の「死者の書」

2005年07月31日 | Weblog


藤原南家の郎女(いらつめ/声:宮沢りえ)~絵葉書より~

金曜に川本喜八郎先生の人形アニメ「死者の書」上映会に行って来ました。川本先生は御年80だそうですが、20年前と全くお変わりになりません。…ちょっとお髭が白くなったかなぁ~位で、かなりビックリしました。人間好きなことをしていると、いつまでも若く居られるのかもしれませんねぇ。だから同人女はいつまで経っても若いのかも(笑)。

川本先生はNHK人形劇三国志の人形美術で有名ですよね。とても魅力的な「動」の人形を作られる方です。人形には飾っておく為の静の人形と、動かすための動の人形がありますよね。川本先生の人形は動の中の動の人形って感じがします。置いてあっても、今にも言葉を発しそうな、動き出しそうな人形です。中でも曹操のうなじの色っぽさといったら、そりゃ、もう凄いもんです

先生の人形アニメでは「火宅」が好き。主人公のウナイオトメが素敵なんですよぉ、清楚で爽やかな色気があって、同性として憧れますねぇ。今はDVDで入手できるので、気になる方は見てください。

上映会前に今回ナレーションを担当されている岸田今日子さんが云ってらしたんですが

「川本先生は”女が長い髪を振り乱して、恋しい男を追いかける”というシチュエーションがお好きで、今回もそのシーンが入っているから期待してみてください(笑)」

髪を振り乱して男を追うシーンというと、イメージするのは道成寺。女の情念というか、一念の凄さが、哀しくもあらわでしたよねぇ。

「死者の書」は来年の2月11日から岩波ホールで一般上映されるそうです。公開前なので多くは語りませんが、…原作読んで判らないものは、映画でも判りませんでした(笑) 。でも、人形たちが生き生きとして素晴らしいので、川本先生ファンならずとも、アニメに興味のある方にはオススメです。



大伴家持(声:榎木孝明)


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