大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

南昌スイスインターナショナルホテル

2018年07月28日 | 中国の旅

16:31鎖江楼前のバス停から5路で九江駅へ。
16:55九江駅のバス停到着するも、駅に近づいたら駅が消えた…。

ひとつ前のバス停では、九江駅が見えていたのに何でー!!

狐につままれた感満載。道を聞こうにも人影なし。
人気のなさは昔と一緒だね。

仕方なく、次のバスの到着を待って人の流れを見ることに(笑)。
巻きで観光しておいてよかった…。

次のバスが到着、大荷物を持って駅に行くであろう雰囲気の人を
見つけて後をつけて行くと、長い階段があった。
階段を昇り詰めると駅舎が現れた。
なんと、駅はバス停から一段高い場所にあったのかー
出発時は一段高い道のバス停からだったので分からなかった。

17:55の高鉄で南昌へ。1時間4分、1等46.5元(約744円)。
南昌に行く途中の星子県には周瑜の点将台がある。

南昌は江西省の省都で江南の三大名楼、滕王閣(とうおうかく)が
ある以外、観光情報は持ち合わせていない。
近代史好きだったら、人民解放軍誕生の地か…。
1927年8月1日、周恩来らが武装蜂起したのがここ南昌だった。
この8月1日を記念して人民解放軍の徽章は赤い星の中に八一の
字が入っている。

▼南昌 カン江の夜景

高鉄は定刻通り南昌に到着。
駅の出口ではタクシーが乗客の出待ちをしていた。
しかも歩道まで車を乗り入れて。
最近は駅が整備されているのでこういう風景は見なくなった気がする。
丁度、南昌駅が工事中なのでできる技だ(笑)。
乗客の波はタクシーの間を縫うように流れて行った。

ホテルにバスで行くか、タクシーで行くか迷ったが、
日もとっぷり暮れているので早くホテルに入りたい。

やっぱり、タクシーにしよう

と思った頃には車は全て出払ってしまい、
この後30分タクシーを拾えず。
最後は車道に仁王立ちになってタクシーを止め、
10元余計に払ってホテルまで連れて行ってもらった(笑)。
結局…バスで行くのと同じ時間かかってしまった。

南昌は滕王閣を見るために寄ったので、ホテルも滕王閣の側に
してみた。ちょっと奮発して泊ったのは、カン江沿いに建つ
スイスインターナショナルホテル。
何と!!フロントでは日本語が通じた…南昌なのに(←失礼)すごい!
片言感は否めないが、母国語で対応しようという心づかいが嬉しい。
その上、ここのスタッフはフレンドリーでとても感じが良い。
大同といい、南昌といい、今回ホテルは大当たり。

スイスインターナショナルホテルは69階建てで、
部屋は60階の「エンプレスルーム」だった。
庶民なので、こんな高層階に泊まるのは生まれて初めて。
さすが、エンプレスルームだけあって、トイレがバスルームと
別の個室になってるし、その上水回りはTOTOだし
なんだか日本のホテルに泊まっているような錯覚を起こしてしまう。

▼バスタブ脇にバスソルトと赤いアヒルちゃん
 赤いアヒルはこのホテルの販促グッズで販売されている

▼60階から見下ろす滕王閣

▼滕王閣ズーム

途中でハタと日本のビルとの違いを感じた。
ここは60階で外は台風のような強風なのに、ビルは微動だにしない。
丁度この日、福島で割と大きな地震があったとLINEで入電があった。
さっきCNNのニュースでも福島の地震について触れていた。
このホテル耐震構造はどうなっているのか。
60階で地震に遭ったら怖いなぁ…。しかもエレベーターが止まったら
歩いて非常階段を降りる羽目になるのか…。
なんて考えていたら、暴風雨になってきた。ビルは揺れないが
恐ろしい雨音が一晩中続いていた。

▼朝の滕王閣 …たっ、高い…窓は全面ガラス張りなので怖い。

▼カン江 強い風に吹かれて川面に水が舞い上がっていた。

▼一番高いビルがスイスインターナショナルホテル