大陸旅遊倶楽部的日記

三国志・水滸伝・史記の旅と中国茶のほかモロモロ…

お茶の発掘…

2007年03月21日 | お茶/中国茶
………なにこれ?
とある日、職場の袖机から謎のお茶を発掘…。
いや、本当に謎って訳じゃないんですけどね。
だいぶ前に職場で飲んでて、そのまま忘れてたってもんです。

茶筒の蓋を開けてみると、太平猴魁(たいへいこうかい)。
見分けのつく茶葉でよかった(笑)。
これが岩茶だったら、淹れて飲んでも判らない茶葉だらけだろうなぁ(笑)。
鉄羅漢と白鶏冠位は判るかな…。

話戻って太平猴魁。多分これは2年半~3年前のお茶と思われる。
当時仕事が悲惨な状況だったので(今も大して変らないが…)、お茶の時くらい優雅にリフレッシュと、蓋碗を使って淹れていたのです。

………なにこれーーーーっ(滝汗)!!

自宅冷蔵庫の上、電子レンジの陰から、14年ほど前に買ったであろう安渓鉄観音を発掘…。
黄色い茶缶に入った鉄観音は一缶10元程度(だったと思う)。現在の安渓鉄観音と違い焙煎が強いタイプで、私は割と好きだった。
ちょっと嵩張るけど、友人、ご近所の中国土産に重宝だった。
一般の認識では中国=烏龍茶だった(今でもかな?)から。

何故14年前と断定できるのか?といえば、それ以後の旅行では、ちょっとお茶に興味が沸いてきたので、お茶屋さんで量って買うようになったからだ。…14年モノより古い可能性もあるが。

………果たして14年モノの安い中国茶は飲めるのであろうか…

昔、職場で、7年モノのカルピスを発掘したことがある。私が入社するはるか以前に、お中元にもらったものらしい。

………7年モノのカルピスって…

………元々発酵してるんだから、カビてなきゃ飲めるんじゃないの?

瓶からコップに移してみると、乳白色で見た感じ普通。香りも普通。カビの繁殖もなし。心なしか、ちょっとトロミ度(粘度)が上がっている感はあるが、平気そう。職場で協議の結果、飲んでみようということになった。

………味も普通のカルピスじゃん

ワクワクして飲んでみたものの、なんら変るところ無きカルピスだった。
が、数分後、一人真っ赤になった男性社員が居た。

………発酵が進んでアルコールになっていたのか

………そういえば、馬乳酒を飲んだ先輩が、まずいカルピスみたいだったと言ってたなぁ

………牛乳酒かな

極度にお酒に弱い彼は、それ以後アルコール検知器と呼ばれるようになった。
カルピスはお酒になった。

では、鉄観音は????

………カビの胞子が充満してたらどうしよう

………結構直射日光に当ってたかもなぁ、この缶。保存状態最悪なんじゃないの?

恐る恐る缶の蓋を開けてみると、特にカビている様子はない。茶葉の色も普通だ…多分。さすがに十数年放置していただけあって、ちょっと香りが飛んでいるが、それでも火の強い鉄観音って香りは残ってる。

変質していたら嫌なので、蓋碗で淹れてみた。色も普通、香りも普通。飲んでみると、

………まろやかで、美味しい

14年放置した…いや、寝かせた鉄観音は、ただの陳年茶だった(笑)。