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■大きな反響
不当なセクハラ処分に対して、大きな反響が寄せられている。
非常勤講師が不安を感じているようだ。
調査に当たって「クロ」と断定した五百田法学部教授等の専任教員や、
処分相当と判断した「ハラスメント防止委員会」のメンバーの、信じ
られないような低レベルの「判断力」にあきれるとともに、強い怒りを
持ったようだ。
ある組合員の話によると、彼の同僚に、セクハラをでっち上げられて
解雇された者がいる。「言ったもの勝ち」で、身を守る手段がないのが
この手の事件とのこと。
その組合員は、「クロ」との断定をした専任教員等に報復するために、
セクハラをしかけようと、真顔で話していた。
■モンスター・スチューデント
小学校や中学校の教員に言いがかりをつける親たち、すなわちモンスター・
ペアレントは、TVドラマにも登場したから知っていたが、ついにモンスター・
スチューデントも登場するようになったかと、この事件に接して愕然とした。
組合員が手分けして調べると、実はこういう現象は、すでに数年前から
報告されており、日刊ゲンダイの記事にもなっていた。
■別の事件
このでっち上げ事件が起こったのと同じころ、中央学院大学で働く別の
非常勤講師(組合員)が、組合に相談を持ち込んできた。
聞くと、学生3人に恫喝されたとのことである。
2人の女子学生が授業中におしゃべりをしていたので注意したが、やめない。
そこでその非常勤講師は、そんなに大事な話なら外でしなさい、と再度注意した。
授業終了後、その内の1名の女子学生とその周りに座っていた2名の男子
学生が、教壇に来て、非常勤講師にこう恫喝したとのことである。
私語を注意されたもう1名の女子学生は、皆の前で注意されたので、もう
授業に出られないと言っている。これはパワハラであり、学生相談室に行って
訴えてやる!――と。
組合は、この3人組が、セクハラを訴えたのと同じ3人組ではないかと調査
したが、違っていた。
しかし、組合員2人にこのような「事件」が、ほとんど同時期に起こる
ということは、モンスター・スチューデントはもはや稀有(けう)な存在では
ないことを示している。
■学生は「お客さん」ではない。
このセクハラでっち上げ事件について、本年(2018年)11月6日に、
当組合委員長・小林は、法人の常務理事と話す機会があった。
その常務理事が使用する言葉を聞いて愕然とした。「お客さん」と「営業」だ。
「お客さん」である学生が、先生が恐くて学校に来れないと言っているので、
「営業」上の理由から、「出講禁止・校内立入禁止」にせざるをえなかった――と。
学生を「お客さん」とみなしてしまえば、その「クレーム」はどんなに無茶な
ものであろうと、受け入れることになり、結局、教職員がその犠牲になる。
世にクレーマーが多数いることを、知らないのかな?
学生を「お客さん」とみなしているから、「公平・中立、客観性」という調査
の基本原則を守っていなかったこと、弁明権の保障という「条理」(=「法の
一般原則」)を無視して処分が行われたこと、要するに処分に瑕疵があったことに
思いが至らないのである。
学生は教員が磨くべき原石であり、決して「お客さん」ではない、彼らの中
には「クレーマー」もいる。こんなでっち上げに「味をしめさせて」社会に
送り出してはならない! しっかり磨いてやることが必要だ。
小林
■大きな反響
不当なセクハラ処分に対して、大きな反響が寄せられている。
非常勤講師が不安を感じているようだ。
調査に当たって「クロ」と断定した五百田法学部教授等の専任教員や、
処分相当と判断した「ハラスメント防止委員会」のメンバーの、信じ
られないような低レベルの「判断力」にあきれるとともに、強い怒りを
持ったようだ。
ある組合員の話によると、彼の同僚に、セクハラをでっち上げられて
解雇された者がいる。「言ったもの勝ち」で、身を守る手段がないのが
この手の事件とのこと。
その組合員は、「クロ」との断定をした専任教員等に報復するために、
セクハラをしかけようと、真顔で話していた。
■モンスター・スチューデント
小学校や中学校の教員に言いがかりをつける親たち、すなわちモンスター・
ペアレントは、TVドラマにも登場したから知っていたが、ついにモンスター・
スチューデントも登場するようになったかと、この事件に接して愕然とした。
組合員が手分けして調べると、実はこういう現象は、すでに数年前から
報告されており、日刊ゲンダイの記事にもなっていた。
■別の事件
このでっち上げ事件が起こったのと同じころ、中央学院大学で働く別の
非常勤講師(組合員)が、組合に相談を持ち込んできた。
聞くと、学生3人に恫喝されたとのことである。
2人の女子学生が授業中におしゃべりをしていたので注意したが、やめない。
そこでその非常勤講師は、そんなに大事な話なら外でしなさい、と再度注意した。
授業終了後、その内の1名の女子学生とその周りに座っていた2名の男子
学生が、教壇に来て、非常勤講師にこう恫喝したとのことである。
私語を注意されたもう1名の女子学生は、皆の前で注意されたので、もう
授業に出られないと言っている。これはパワハラであり、学生相談室に行って
訴えてやる!――と。
組合は、この3人組が、セクハラを訴えたのと同じ3人組ではないかと調査
したが、違っていた。
しかし、組合員2人にこのような「事件」が、ほとんど同時期に起こる
ということは、モンスター・スチューデントはもはや稀有(けう)な存在では
ないことを示している。
■学生は「お客さん」ではない。
このセクハラでっち上げ事件について、本年(2018年)11月6日に、
当組合委員長・小林は、法人の常務理事と話す機会があった。
その常務理事が使用する言葉を聞いて愕然とした。「お客さん」と「営業」だ。
「お客さん」である学生が、先生が恐くて学校に来れないと言っているので、
「営業」上の理由から、「出講禁止・校内立入禁止」にせざるをえなかった――と。
学生を「お客さん」とみなしてしまえば、その「クレーム」はどんなに無茶な
ものであろうと、受け入れることになり、結局、教職員がその犠牲になる。
世にクレーマーが多数いることを、知らないのかな?
学生を「お客さん」とみなしているから、「公平・中立、客観性」という調査
の基本原則を守っていなかったこと、弁明権の保障という「条理」(=「法の
一般原則」)を無視して処分が行われたこと、要するに処分に瑕疵があったことに
思いが至らないのである。
学生は教員が磨くべき原石であり、決して「お客さん」ではない、彼らの中
には「クレーマー」もいる。こんなでっち上げに「味をしめさせて」社会に
送り出してはならない! しっかり磨いてやることが必要だ。
小林