去る22日日曜、前エントリでもご紹介したウィキメディア日本語圏プロジェクトのイベント、 Wikimedia Conference Japan 2009 に行ってきました。
ただ私は当日を含め最近体調が悪くて。
恢復を待って数日するうちに、大抵の要点は他の方のブログなどで書かれてしまってますね。
スタッフブログにブログまとめが上がっていて、各エントリへリンクが張られているので、そこから辿れます。
……で、私はまず手始めに当日の写真をコモンズに数枚上げたところです。
私もなにか書こうと思ったものの、なんだか読んで回ったところできょうはお腹いっぱいで、何から書いていいのやら。
とりあえずアウトラインはこちらの記事を読んでください。
ウィキメディアンのイベント日本初開催、国会図書館長ら講演
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/wcj2009/20091124_330993.html
(INTERNET Watch 2009年11月24日 12:16)
* * * *
ところで先ほど(11月26日木曜)、NHK総合の『ニュースウォッチ9』でウィキペディアに関するリポートが放映されていました。
WCJ2009 の様子も少しだけ織り交ぜられていましたが、 Jay と長尾先生の話の一部分がリポートの文脈に当て嵌めるためのダシとして使われただけでした。
リポートの文脈は「WPは信頼してしまいがちだが実はそれほど信頼できない」という、至極当然と言えば当然のことを確認するような内容で、そのようなごく基本的なネットリテラシーを視聴者に教育するような内容でした。
逆に言えばそのような基本的なネットリテラシー(というかメディアリテラシー)が世間、とりわけ若年層の間にあまり浸透していない現実があるからこそのリポートなのかもしれない、と思いました。
大学生が(WPを調べ物の起点にするのではなく)WPから引用してレポートを書いてるとか、そんな大学生向けにWPで記事を書く課題を与えて体験的社会勉強?させてる様とかをやっていましたが、そのようなメディアリテラシー教育が現在はまだ高校までの間になされていないんだろうなあ。そこがちょっと驚きでした(それこそがゆとりクオリティww)。
メディアリテラシーと言えば、ネットだけでなくマスメディアはもっと怪しい。
信頼できるような顔をして、その実しばしばある意図を持って大衆を煽動・操作しているのですから、余程たちが悪いです。と、それは一般論。
実際このウィキペディアに関するTVリポートも、事実関係に微妙な誤りを含みまくりでした。
管理者が「記事のチェックをしている」かのように言っていたり、「日本では」管理者のなり手が少ないと言っていたり。
実際には、記事内容の誤りを正すのはコミュニティによる相互監視のような働きによるものです。荒らし対策とかは確かに管理者の仕事の一部ではありますが、管理者は査読係ないし検閲係ではありません。
日本語版であって日本版ではない、というのは我々がそれこそ口を酸っぱくしていつも言っていることです。
取材・構成したこの記者自身、ウィキ・コミュニティの実際やらWPの仕組みやらをしっかり理解しないままこのリポートを纏めていたんじゃないかしら。
記事執筆演習が必要なのはお前だ! www
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Wikimedia Conference Japan 2009
http://www.wcj2009.info/
Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/
開催しました! / ブログまとめ(1) « Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/archives/134
ブログまとめ(2) « Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/archives/136
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Summary of image:
Description = Wikimedia Conference Japan 2009 開会前の会場(ホール)
Source/Author of photograph = Vantey
Date = 2009-11-22
Full resolution = http://commons.wikimedia.org/wiki/File:WCJ2009_before_opening_2.jpg
License = CC-BY-2.1-JP
ただ私は当日を含め最近体調が悪くて。
恢復を待って数日するうちに、大抵の要点は他の方のブログなどで書かれてしまってますね。
スタッフブログにブログまとめが上がっていて、各エントリへリンクが張られているので、そこから辿れます。
……で、私はまず手始めに当日の写真をコモンズに数枚上げたところです。
私もなにか書こうと思ったものの、なんだか読んで回ったところできょうはお腹いっぱいで、何から書いていいのやら。
とりあえずアウトラインはこちらの記事を読んでください。
ウィキメディアンのイベント日本初開催、国会図書館長ら講演
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/wcj2009/20091124_330993.html
(INTERNET Watch 2009年11月24日 12:16)
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ところで先ほど(11月26日木曜)、NHK総合の『ニュースウォッチ9』でウィキペディアに関するリポートが放映されていました。
WCJ2009 の様子も少しだけ織り交ぜられていましたが、 Jay と長尾先生の話の一部分がリポートの文脈に当て嵌めるためのダシとして使われただけでした。
リポートの文脈は「WPは信頼してしまいがちだが実はそれほど信頼できない」という、至極当然と言えば当然のことを確認するような内容で、そのようなごく基本的なネットリテラシーを視聴者に教育するような内容でした。
逆に言えばそのような基本的なネットリテラシー(というかメディアリテラシー)が世間、とりわけ若年層の間にあまり浸透していない現実があるからこそのリポートなのかもしれない、と思いました。
大学生が(WPを調べ物の起点にするのではなく)WPから引用してレポートを書いてるとか、そんな大学生向けにWPで記事を書く課題を与えて体験的社会勉強?させてる様とかをやっていましたが、そのようなメディアリテラシー教育が現在はまだ高校までの間になされていないんだろうなあ。そこがちょっと驚きでした(それこそがゆとりクオリティww)。
メディアリテラシーと言えば、ネットだけでなくマスメディアはもっと怪しい。
信頼できるような顔をして、その実しばしばある意図を持って大衆を煽動・操作しているのですから、余程たちが悪いです。と、それは一般論。
実際このウィキペディアに関するTVリポートも、事実関係に微妙な誤りを含みまくりでした。
管理者が「記事のチェックをしている」かのように言っていたり、「日本では」管理者のなり手が少ないと言っていたり。
実際には、記事内容の誤りを正すのはコミュニティによる相互監視のような働きによるものです。荒らし対策とかは確かに管理者の仕事の一部ではありますが、管理者は査読係ないし検閲係ではありません。
日本語版であって日本版ではない、というのは我々がそれこそ口を酸っぱくしていつも言っていることです。
取材・構成したこの記者自身、ウィキ・コミュニティの実際やらWPの仕組みやらをしっかり理解しないままこのリポートを纏めていたんじゃないかしら。
記事執筆演習が必要なのはお前だ! www
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Wikimedia Conference Japan 2009
http://www.wcj2009.info/
Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/
開催しました! / ブログまとめ(1) « Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/archives/134
ブログまとめ(2) « Um blog : o blog dos pessoais do WCJ 2009
http://blog.wcj2009.info/archives/136
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Summary of image:
Description = Wikimedia Conference Japan 2009 開会前の会場(ホール)
Source/Author of photograph = Vantey
Date = 2009-11-22
Full resolution = http://commons.wikimedia.org/wiki/File:WCJ2009_before_opening_2.jpg
License = CC-BY-2.1-JP
> 「WPは信頼してしまいがちだが実はそれほど信頼できない」
正直言えば、信頼性を確保するための方法は既に確立されています。それにしたがえば、そこそこの信頼背は確保でき、遜色ないものが出来上がるはずです。ただ、なかなか実行できてないというのが実状ですが。もし可能なら、出典や書き方についてのレクチャーでも継続しようかと考えています。
迷惑以外の何者でもありません。体裁は整っていないし、レポートと勘違いしているケースもあり(しかも一つではなく大量)学校名と個人名が記載されていたこともあり学校に通報したこともあります。百科事典とレポートの区別がつかない教授の顔が見てみたいものです。