朝起きて、する動作のひとつひとつに
当時のことを思い出します。
顔を洗おうとして、「震災後、水も止まってしまったし、
お湯が出るまでは、1ヵ月かかったなあ…
お風呂につかることができた時、涙が出た。ありがたかった。」
朝食のサラダを食べながら、
「お野菜もなかなか手に入らなくて、人参も、雪の舞う中、行列に並んでやっと買ったな…」
久しぶりに冷えた今日、エアコンをつけて
「あの時は、停電して、うちにある暖かそうな服をとにかく重ね着して毛布にくるまったな…」
「1年以上、お仕事もほとんどなくて、不安な日々だった…」
大して被害のなかった私でも、つらかったことを思い出しますから
沿岸部の方など、どんな気持ちで今日を迎えているのか…。
今日、宮城県内の小学校では、震災の時を思い出すため、給食ではなく
あえて、おにぎりを持たせる学校もあるそうです。
この日を、ただ悲しい日にするのではなく、
生かしてもらったこと、日々暮らせることに感謝して
復興に向かって前に進むための力につなげていきたい。そう思います。