みかんちぎり

この時期になると思い出す

初めてのバイト。

まだ、あどけなさの残る（多分・・）

中１でした。

田舎なんでバイトって言っても・・

近所のおばちゃん所のみかんちぎりのお手伝いです。


バイト生は・・皆そこらの学生。

最初はそれぞれに分かれてみかんちぎりしてました。


が・・


そのうち・・



Ｔ君が「一本のみかんの木ちぎるのどんくらいかかるっちゃろか？」

と言い出し・・

それならば・・と

全員スタンバイ！よーいドン！でちぎり始めました。


そりゃ・・ただ、淡々とちぎっている時よりも


集中したわ。



次は目標ができます。

「一度目よりも早いタイム」です。


そうしてると子供なりにも工夫が生まれるのね。

高いところは背の高い子が担当・・とか

みかんの入ったコンテナ運びは男子とか・・

役割分担をすることで効率よくなったのです。

ただ、もくもくと

それぞれにみかんちぎりをしてた時とは

比べ物にならないくらい。。



仕事が楽しくなりましたの！



効率が上がったのは言うまでもありませんわ！



皆がタイムアップという同じ目標を持ち・・

効率アップの為に智慧を出し工夫をする。

結果・・皆の動きに無駄がなくなりテキパキと働く。

それが楽しさに変わったんです。

もちろん、おばちゃんも大助かり！


今、思うと凄いわ！


楽しくする術を知ってＴ君があの言葉をいったのか？

単純に疑問を持っていったのか？は分かりませんが・・

Ｔ君の一言で重労働のみかんちぎりが

楽しくできばえの良い仕事ぶりにかわったのです。




同じ仕事をするならば・・

目標を決め、効率よくする為に工夫する。

お客様（雇い主）に喜んで貰う。

そして、自分も楽しく取り組む！

それをＴ君に教えてもらったのね。

これって大人になった今でも言えると思うわ。



その彼は今は製作会社を立ち上げて

「○○言っても委員会」などの人気番組の製作にも携わりご活躍ですのよ。


ＰＳ

フォークソング流行のその当時・・

「みかんちぎり」という歌まで作っちゃったのよ！　ｂｙみやちゃん

なつかしか～


庭のみかんもそろそろ収穫よ！




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