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モスクと沙漠をめざして、世界をぶらぶら♪
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銀川旅行~2日目~西夏王陵・賀蘭山岩画

2007-10-01 | 中国(寧夏回族自治区)
西夏王陵と賀蘭山の岩画を見てみたかったのですが、公共の交通機関はないらしかったので、車をチャーターすることにしました。
2日目の朝、旅行社に電話して迎えに来てもらい、30分後に出発。(ガイド付き半日230元。ガイドなし、小型車なら、170元だとか)。

銀川の街を抜けると、周りには岩山が見えてきます。
岩山の麓にはモンゴル族のパオ(ゲル)があり、すぐ隣が内モンゴル自治区だということを実感しました。
また、何族のものかはわかりませんが、お墓もたくさんありました。

少し走ると、拝寺口双塔があります。岩山の前にそびえたつ姿は壮観。


蘇峪口森林公園を過ぎ(本当にここに行かなくていいのか?と何度も聞かれた。中国人には人気がある場所らしい。一人で森林公園散策するのもどうかと思ったのでお断りし)、賀蘭山岩画へ。

入場券は30元。隣の事務所(土産物屋?)で岩画のスタンプ押してもらえます。
ここには5600を超える岩画があるそうです。馬や山羊など動物や、人の顔など、どれも面白いです。


西夏文字で書かれたものもありました。

こちらは、太陽神。ここのシンボル的な存在です。ユニークな顔

西夏王陵へ向かう途中にいくつもパオがあり、中を見せてもらいました。
この辺のパオは夏はレストランとして営業しているそうです。


西夏王陵に到着。40元でチケットを買い、観光地とは思えないほどぺらぺらな地図をもらって、中へ入ります。
まず、博物館を見学。西夏文字の造字法の説明もありました。
「口に水がない」=「渇く」  おお、わかりやすい! 西夏文字にちょっと興味がわいてきました。


電動カートに乗って、3号陵(泰陵)に向かいます。遠くにはいくつも陵墓が見えるのですが、広すぎて行けそうもないので、一箇所だけ見学することにしました。ここに限らず、中国の偉い人のお墓はどこも規模が大きいですね。

岩山に囲まれた草原に点在する陵墓。
元はどんな形だったのかとか、どんな盛大な葬儀が行われたのかとか、いろいろ想像してみるのも楽しいです。


陵墓を囲んでいた城壁の残りのようですが、近くで見るとかなり迫力があります。

ちなみに私とガイドがここを見学してる間に運転手はみやげ物屋で毛沢東の置物を買ってました。
しかも金ピカの。「こういうの、探してたんだよ~」と、帰りはかなりゴキゲンでした。