きゃべつ村通信

kou きゃべつ村村長

-人形、その人ならざるもの-

2024-10-05 21:12:51 | 人形劇について思うこと

人形を人形たらしめるもの。

それは「個性」とか「人格」とか

感情を感じさせるという特徴のためだろう

昔からある玩具を見ても、けん玉とか、コマなどには愛着は感じても、個性や人格は感じない。

ただし、木の枝でも顔を描いたり、着物を着せたりすれば、個性・人格・魂を感じる

遠野の「オシラサマ」などは、人形を通り越して「神様」になったりする。

人形劇をやっていて思う

たとえそれが、スチロールや木材で作った「物」だったにしろ

子供時代の、それもたった数分の出会いだとしても

命を感じた子が、ともだちを見るような目で見つめてくれたら

その瞬間、その人形は、

かりそめでも「生命」なんじゃないだろうか?