子どもは本来、好奇心いっぱい。
親はそれをつぶさないようにしてあげることが重要だ。
好奇心を伸ばす原動力はあこがれ。
こんなすごい人がいる、すごい理論があると感動し、
その人に近づこうとする。
ドン・キホーテは騎士道物語にあこがれて、
自分も騎士になったつもりで旅に出た。
こっけいなんだ。
でも、歩み始めた時は誰でもこっけいに決まっている。
あちこちぶつかり、だんだん一人前になっていく。
僕の母はそんなに教育熱心ではなかったけれど、家には学習参考書が自然と置いてあった。
子どもは無理に読めと言ったら絶対に読まない。
親は自分の子をよく見て、それに合うような形で少し外からサポートしてあげることが大事だと思う。
~ノーベル賞の益川敏英さんに聞く『学びの楽しさ』より~