河合隼雄さんのエッセイより
だいたいは2歳ごろになると、
「自分」という者がいて、
それはお母さんともお父さんとも異なるのだということが、
感じられてきます。
このときに、それを確かめる一番よい方法は、
「いや!」と言うことです。
お母さん、お父さんはそう思うでしょう。
それでも、私は違うのです、
ということを、はっきりと表わすことによって、
自分が一人の独立した人間であることを示すのです。
「いや!」と言うので、親はびっくりしますが、
子どもは悪くなったのではないのです。
その証拠に、この時期がすぎると、
子どもは、ちゃんと聞き分けのできる子になります。
だいたいは2歳ごろになると、
「自分」という者がいて、
それはお母さんともお父さんとも異なるのだということが、
感じられてきます。
このときに、それを確かめる一番よい方法は、
「いや!」と言うことです。
お母さん、お父さんはそう思うでしょう。
それでも、私は違うのです、
ということを、はっきりと表わすことによって、
自分が一人の独立した人間であることを示すのです。
「いや!」と言うので、親はびっくりしますが、
子どもは悪くなったのではないのです。
その証拠に、この時期がすぎると、
子どもは、ちゃんと聞き分けのできる子になります。
どんどん大きくなります。
最近では、
「かあやん、鼻出てるねぇ~」と言いながら、
ティッシュを持ってきて、ふいてくれます。
ありがたいもんです。