ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

カイラリティーから量子色力学(QCD)のユニバーサルフロンティア理論適用までの道(3)

2012年12月08日 | Weblog
ユニバーサルフロンティア理論においてもπ中間子の役割はフレーバー交換ではなく、むしろ三重項によってRGBを直接的に特徴づけます・・。

色は放出されたπ中間子で見たらいいわけですけど、クォークのあり方おさまり方としてパウリの禁制を破らせるわけにも参りませんし、そうなるとクォーク単独ではR状態とG状態とは区別がつかないというか混ざっていると考えていいわけです。組成[uds]のバリオンには二種類あるのですけど、ラムダ粒子はアイソスピン0(一種類しかない)でΣ粒子はアイソスピン1(荷電三重項を為す)になっています。これはudクォークの部分をuuやddで置き換えた物が存在するかどうかの違いでして、シグマ粒子には存在できてラムダ粒子には存在できない理由を見つけなければなりませんでした。

ここで仮説として「ハドロン内において同種のクォークのスピンは同じ向き」を採用すればたちどころに解決しますw)

ラムダ粒子のudクォークはスピン状態が互いに逆向きになっているのでした!

その作業仮説は「同種の三つのクォークからなるバリオンはすべてスピン3/2」だという観測事実によって補強されます、というか完全であり、それで証明が終わりました。

このことからユニバーサルフロンティア理論の初期のハドロン形成機構のプランは覆していいことになったのです。ヒッグス粒子を中心に据えなくてもいいし、三つのπ中間子の出所としてオメガ中間子のようなベクトル中間子を持ってくることもなくなりました。おそらくudクォークによる陽子や中間子の世界だったらη中間子が十分だと存じます。あれやこれやで私はユニバーサルフロンティア理論によるハドロン形成機構を打ち立てることを目標から外していくように変わりました。なんだか、らしくなくてつまらないというような感じがするのです。

しかし、これらの考察によって致命的に間違っている可能性が大きく減ってきたのはいいことです・・。

イタチの最後っ屁のように書いておきますと、電荷の変化が+1と0あるいは0と-1の二種類だけど、しかもクォークにRGB三種類の量子数を割り振るというのは不合理なわけなんですよ。このことは韓=南部模型を成立させて理論を構築させていいかどうかという根本にまで遡るわけなんですけど、RGBによるSU(3)だとしたらしたで、八種類のグルーオンが必然的に要求されますから、ここでは対称群の名称はともかくとして「パウリの禁制を破らないこと」を目標として考察すればいいんです。

同種のクォーク二つがスピンもそろっている荷電Σ粒子のような場合、色変化によって電荷もそろってくる状況を避けることができませんから、同じ量子数ばかりが重なる二つのクォークに「片方はR状態でもう片方はG状態」という蓋然性を与えてしまえば分かります。

クォーク1がR状態だとしたらクォーク2はG状態で、クォーク1がG状態だとしたらクォーク2はR状態ですから、両方ともがRまたはG状態ということはあり得ません。

そんな意味で同種のクォーク二種はRG状態についてオービタルを形成していると言っていいでしょう。

これで三つのクォークに三つの量子数の違いを与えることができましたw)

問題はQCDなどのグルーオンの質量は0で遠隔力であるのに対して、π中間子などは質量があるので近接力だという違いです、やはり特別に基礎をあつらえなくてはならないでしょうか?

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