ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

大統一理論の欠陥と理論物理学の今後について

2012年11月10日 | Weblog
2008年度のトリプル受賞(南部はアメリカ人だったが)は何らかの物事を示唆する道しるべだったのでは?

小林=益川模型による受賞の陰で、キャビボ混合角のキャビボが受賞を逸したことについて、日本人の多くは「レベルが足らないから当然である」という印象的な感想をモノしたと思うが、そればっかりは誤りである。むしろ、受賞のテーマが《対称性の破れ》であってクォーク模型の完結ではなく、キャビボが反故にされただけでなくヒッグスが南部と同時ではないのも驚きであるとか、小林・益川・南部というのは考えてもみなかった組み合わせであるとか、異国の住人による感想の方が正しいに近いと思っている。小林=益川模型に対してキャビボ混合角が程度で劣るというのは、それこそ日本人に特有のレベル認識にすぎるといっておくが、ようするにキャビボは二人にとっての偉大なる先駆者だったのである。言ってしまえば、小林=益川模型というのは誰でも思いつきそうなときに抜け駆けでかっさらった物に過ぎるという感覚だって嘘じゃないし、アメリカ人の慎み深さが知れるという感じだって間違いじゃない。

いや、もちろん、キャビボはイタリア人だがハーバードではお手本だったそうだ・・・。

日本人にとって欧米の学問の進み方は幾分かまだるっこいことは確かであり、その典型としてタウ粒子とテータ粒子とが同じK中間子であることの予想などはもっと早くから言ってよかったと思うし、別のジャンルでは火星サイズの原始惑星が地球に衝突したジャイアントインパクトは本物の火星がぶつかった話だし、冥王星と同じような距離で同じような角度の公転が導かれるという話は冥王星の話なんだし、どうにもじれったい限りだから、両先生としてもイライラが高じて先に理論になさったのだと思う。比べたら、キャビボ角はワインバーグ角のヒントになったし、小林=益川模型はクォークの総まとめだという大きな違いがある。

だけど、僕だって「キャビボは偉い」って思ってるけどね・・・。

だからチャームクォークが見つかった折りに、多くは角度で表現してθc(チャーム角)とかやってたので、そこからマトリックス(行列)表示の必要な小林=益川模型ともなると見栄えがしたということが大きかったのだろう。まー、パイス教授をはじめとして多くの著名で有力な人材をこき使った罪な理論研究だったことだと思っている。次の問題は、そのことを含めて受賞理由が《対称性の破れ》だったことにこそ起因しており、基本的にCP破れ実験単独の受賞がなくなってしまった話でもあるとか、CP破れに関する理論にたずさわった人たちが気の毒だとか、まー、そのように話題が広がっていく。

これは、きっと次なる理論研究のためのヒントに満ち満ちた話だったのだ、と私としては好都合の決着をつけたような気分になる!

2004年度のグロスら量子色力学先駆者たちによる受賞理由にはQCDという言葉など一語もなく、ただ単に《漸近的自由の発見》だった時には驚きを禁じえなかったし、附記事項として「南部によることも理論と言ってよい精妙さがあったが~、ウンヌンかんぬん」と補欠発表された時には「あー、南部は無くなったか」と思った。そー、思って、ならば「こちらがこれから頑張って代わりに取らなければならぬ」などと本気になったモノだ。

ようするにクォーク実在と対称性破れとは深い関係がある話だということなんだろう?

だとすればユニバーサルフロンティア理論こそは万全であり、大統一理論のクォーク出現は対称性破れを論じておらないという致命的弱点を露呈しているし、それは真空の相転移という一つの概念に溺れるばかりの愚行だったことが察せられよう。

ノ ー ベ ル 賞 を 超 え る ノ ー ベ ル 賞 ま で 、 邁 進 し ま す w)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ただ今、論文を執筆中なので... | トップ | 物理学は数学だけでも論文だ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事