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酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

サッカーより大雨の方が大事です。

2006年06月24日 00時10分27秒 | 地域情報
こういう表題を挙げても、もう大多数の支持を得られるのではないかと思います(苦笑)。
各地で大雨による被害が出ているようです。
昔、超・傾斜地に住んでいた身にとってみれば決して他人事には思えず、とても気にかかります。

どうもこの自然災害といったものは多分に地域性が強いようで、たとえ地震が起こっても全国ネットのテレビ局ではさっぱり報道がありません。
こういうとき「だけ」はNHKの報道体制に溜飲を下げています。
大雨によって、九州北部では朝方の交通が多少マヒし、ゼミの時間が遅れました(これがあるかどうかで私の起床時間は1~2時間違うのです。箱崎は遠いのです)。
近代化遺産保存に関わる人間にとってみれば、自然災害ほど恐ろしいものはありません。
地震を警戒し、耐震性の低い建物はかなり取り壊されました。実際被害を受けた嬉野温泉古湯共同浴場は解体の憂き目に遭いました(最近知ってしまいました、、、)。

私は自然災害を、憎みます。

門司港コミュイベント参加記録

2006年06月15日 11時51分49秒 | 地域情報
さて、、題名の通りのことを書かなきゃね、、、。

広島遠征(出張とも苦行とも言う)から帰ってきて、早々にくたばったまま参加した呑み会(笑)。こういうと誤解を招くようですが、内容たるや実に清々しいものでした。
若者世代の、Webから始めるまちづくり。
この言葉に感銘を受けないまちづくり関係者は多分、いないでしょう。
今までのまちづくりというものは、たとえば商店街、観光名所などの「具体的な場所」があり、そこの活性化を求める中で結果的に地域の活性化に貢献していくというものが殆どです。
ところが、このコミュニティは具体的な活動場所がない。
「門司港」と冠してはいるものの、そこの主体的な既存組織が関わっているわけでもない。ほぼ完全に個人の繋がりから生まれたものです。
しかも主要交流手段はWeb。ここのみを基盤とした組織が生まれにくいことは、既に経験ある方も多いと思います。

おっと、組織の魅力ばかりで参加した感想を書いてない。
単発イベントとしての効果は、前回ほどなかったように感じます。席の構成もあってか、相互の意見交換が少々難しかったですね。
ただ、事前打ち合わせが効果的だったので、配られたペーパーから具体的な方向性が生まれ、会の姿がはっきりした事は収穫でしょう。

このコミュニティ、mixi上で順調に活動中です。mixiに加入されていて興味のある方は、下記アドレスをクリックどうぞ。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=637295

そんなこんなで、今回の話はmixiに入っていない方にはさっぱりな内容でした。
次回は広島の感想あたりでもやる予定て゜す。

「まちづくり」

2006年06月02日 13時58分29秒 | 地域情報
月末〆切の英文原稿をまとめていたときのことですが、
論文の表題に「まちづくり」と書いてみたところ、その英訳に困ってしまいました。
意味云々を考えず直訳すると、 →town making
しかしこれだとシムシティみたいな感じにとられます。
だいいち、まちの何を造るのでしょうか? 交通体系、建物、緑地計画etc..
これらは確かに「まちづくり」と言えますが、視点が広すぎて人間的ではありません。


一案を切り捨てて、次の案。
→town management
都市経営。これはこれで自分的に満足する答えです。
何かを新たに造るのではなく、現状の財産を活かしていく意味では、これは適切ですがどことなく無機的な臭いも見られます。
やはりヒューマンスケールのものの見方ではなく、どことなく行政的な考え方で表したような、そんな感じがするのです。

さんざ悩んだあげく、助教授に修正して貰った結果、以下の訳に落ち着きました。
→community development
共同体づくりである、と。論文の目的である近代化遺産を活用すること、および地域の財産としての景観づくりを行うことに関しては、地域活動が欠かせないため、そのための「まちづくり」とは、共同体形成を意味すると考えて間違いないでしょう。
どうも、私の頭の中では具体的な場所をもってまちづくりを捉えている傾向があるらしく、このような人を中心に捉えた訳が出来なかったのは、何とも恥ずかしいところです。
、、、まあ、そもそも英語苦手ですし!(ぼそっ)

単語ひとつだけでもそこに生まれる意味合いは幅広く、研究者は日々文章を書きつつも思い悩むことが多いです。
ストレス、とはいいませんが、やっぱり肩が凝りますね。

他の国の言葉だったら、どんな表現をされるのでしょう? 気になるところではありますが、今手を広げすぎると論文を落としてしまいかねず(困笑)、、、誰か調べませんか??(ひでー)。

金ばかり飛んでいきます。

2006年06月01日 16時03分52秒 | 地域情報
gooブログのシステムってのは、こちらが更新しようって時に一週間の来訪者数を提示するのでいかがなものかと思います(挨拶)。
あからさまに「更新してランクを上げよう!」と示唆しているんですよねー。

前回の書き込みにあった申請を終わらせました。
大学の人間(事務)が、最後のところでむちゃくちゃなこと言いましたけどね!(封印)。
ここ辺りを長く語ると酷いことになりますので、略で。文字通り封印で。
、、、だから国立大学ってのは、、、ぶつぶつ。

さて、話は変わりますが、私現在バイトが出来ない状況にあります。
昨年までであれば、ぼちぼち日雇いで暇な日にはいる形で、社交生活も出来たのですが、うっかり大学院に入った結果もう、時間的に情けないことになっています。
7月まで耐えれば収入の口もあるのですが、、、この間の社交活動が大変です。呑み会とか、呑み会とか(笑)。

今月はひからび月間となりそうですね、、、市(の下請け会社)からのガイドブック監修の収入、まだ入らないし!!(怒)

「永遠の土木造成地域」

2006年05月16日 00時42分55秒 | 地域情報
一日おきにブログを書くことは、やはり性に合わない、というのか、それよりも少しでもサイト更新の準備をしたいのが私の偽らざる気持ちです。
、、、いや、無駄に使っている時間の使い道を考えることが最初だな、、。

ま、それはそれとして前回持ち越しの宿題(?)から。
道路整備の問題点をつくところで話を終わらせてしまいましたが、これについては地方自治体だけを責めても仕方ない部分があります。
まず「特定財源制度」の問題。これは最近挙げられているように、自動車重量税やガソリン税を道路整備に「しか」使えないという問題です。これがために、年末の道路工事が頻繁に行われている、といったら嫌がられるでしょうけど、、。
一番の問題は道路整備目的に補助される政府からの交付金でしょう。そんなに交付してどうする政府、というくらいの手厚い補助により、高度成長期以降のマイカー普及率はうなぎ登り。ひとつ一台の時代と相成りました。これに伴う自動車産業の振興は政府の功績です(苦笑)。
必要な土木構造物は確かに存在します。それに対する整備・渋滞回避・災害防止の目的を責めるつもりは一切ありません。ただ、
何百年に一度の災害を想定して川幅を拡げるついでに橋にたっぷりお金をかける姿勢とか、
工場遊休地の活用を大々的に宣伝しようとしてイベントを開催したものの閑古鳥になるような企画能力とか、
そのついでにうっかり造って盲腸線にしたままの都市高速の計画性とか、
建物の保存が大事と言いながら、一部の港湾地区活用の裏で区役所や警察署、消防署を壊すことにはそれ程ためらわない感覚には、どうかと思います。

使いどころを考えてくれ、と言いたいのです。最初からモノレールを駅まで繋げろとか、黒崎バイパス早く造れとか、響灘ハブポートのセールスしっかりしろとか、空港への中規模輸送機関を何とかしろとか。

造るためだけに構造物を造成するのではなく、二度三度おいしい都市計画というものを先賢の市長群は行ってきました。戦前は大阪の関市長、八幡の圖師市長etc、、。是非とも今後市長に立候補される方々は、金を使うことだけでなく、その効率的な使い方に気を遣って貰いたいものです。

自縛の念が筆を鈍らせる(mixi門司港観光協会オフ会感想含む)

2006年05月13日 11時59分38秒 | 地域情報
、、、土木関連の話題、しばしお待ちください、、どうも専門から少し離れると、書きづらくて、、、

さて、昨日mixi内「門司港観光協会」コミュニティの設立総会(という名のオフ会)に参加いたしました。
そこで感じる門司港までの遠さ!
いや、まあ、箱崎から直行したから、頗る遠く感じただけですが、、。
睡眠不足もあってか、電車の中ではもうそりゃびっくりするくらい寝てましたけどね(笑)。

(ここで話が飛ぶ)大学院のゼミが始まりまして、、、
自宅を7時起きで、ようやく箱崎駅に着くことができます。
今までの私のライフスタイルは、10時くらいまでに起きて、それから出かけたり、本読んだり、ネットしたり、、、という生活でしたから(別名、自堕落生活)、、。
当然この生活だと夜を長くとっているわけで、さて、ここでゼミが始まるとどうなるでしょう?
話がここで前段の睡眠不足の所に繋がるわけです。う~ん、我ながら長いフリだ。

ここ辺りでコミュの呑み会の感想をば。
シチュエーションの関係もあり、今回は自己紹介に留まったのでは? と考えています。地域イベント参加を求め、その中で何をやるべきか、と言われても私は深い部分はよく分かりませんし、ねぇ。
もっと上段階の、町のビジョン、観光の方向性、それにより求められる人材なんて所なら話の糸口も掴めますが、、、。
下準備無しの集まりの場合、ある程度抽象的な話から具体論に自然集約されていくのであれば、細かな問題点も把握できるのですけど、いきなり「み○とま○り」をどうするかっちゅうのは、その、私的にはどうしよう? です。
これもシチュエーションが不運だったと言うことで。船出は多少の問題がつきものですね。これからが楽しみな集まりです。

以上、mixi参加者以外は何の事やら、というネタでした。乱文失礼。

土木パラダイス・北九州

2006年05月07日 10時41分53秒 | 地域情報
この間結婚式に出席したときに話を戻します。
そのとき北九州に戻っていた友人が窓の外を見ながら、
「北九州ほど、土木工事やってるとこは全国そう無いね」
と呟いていました。

 ここ数年の鹿児島本線沿線の変わり様は、全国でも有数のものではないでしょうか。これは、近年の都心回帰を求める不動産需要、あるいは法整備などの社会欲求に基づくもので、東京都心のそれに一回り遅れて起こっている現象です。
 ただし、北九州の場合は少し勘違いをしているところがあり、せっかくの駅前立地を活かすような建物配置を行っていない(駅前に導線を分断する幹線道路があるため、、、ペデストリアンデッキは苦渋の選択ですな)ので、戸畑や黒崎、門司あたりではとても駅前とは思えないSCやロードサイドショップが出来ています。
 駅前に大規模遊休地がこれだけたくさんあるのは、工業都市であった北九州市ならではのことで、この開発には本来、鉄道会社が小躍りしながら参画すべきです。
 もしここに小林一三(阪急の創業者)がいれば、門司の旧競輪まで100円コインバスを走らせてサッカーチームを誘致するでしょうし、駅前には庭付き住宅地がずらっと並ぶでしょう(あ、今やってるか)。
 五島慶太(東急)ならば、堤康次郎(西武グループ)ならば、と考えるところは多々ありますが、彼ら私鉄創業者の共通点は土地に夢を見せることだったのではないかと思います。電車を利用することで、買い物に、スポーツ観戦にと電車=何か楽しいことを連想させることに長けていたのだと思います(電車=通勤だけだと休日まで利用しようとは思いませんな)。
 前述しましたが、北九州市は工業都市であったが故に、JR沿線に市街地がたなびいています。こういった都市は西日本に少なく、しかも現在遊休地が多いとなれば、先哲の私鉄構想に準じた計画を用いることが、適切でしょう。郊外型の構成をしたショップをどんどん造ってしまうと、都心部に車を過剰に集めてしまい、環境にもよくありませんし、道路工事と渋滞を人為的に発現させてしまいます(まあ、土木に金は落ちますな)。
 かつてあった「道路を整備すれば自動車産業が儲かる」的整備の時代は終わったのではないでしょうか。一人一台車を持って、それ以上を望むことは難しいと考えます。ならば、都心部をもっと効率的に土地利用できる計画を考え、ヒューマンスケールに立ち返った都市計画を持つことが必要ではないかと考えてなりません。

、、、土木整備とは多少話がずれました。次回に続きます。

意外とまじめに考えてみたい企画

2006年04月12日 12時51分05秒 | 地域情報
mojiko.comの魚住さんと、先日「お酒の勉強会」というイベントの待ち時間に、だらだらと話していた企画があります。
その名も「世界海峡サミット」。
詳しい話は魚住さんの方を読んでいただくのをお勧めします(勧めていいものかどうかはともかくとして)。
向こうを読んでいただければ分かるように、ボスフォラス海峡と連携して舟の山越え実演(コスプレ付き)とか、こっちは交換して向こう側で源平合戦演じてみるとか、まあ、ここまで話せば単なる与太話にすぎないのですが(笑)。
別に突飛な話で私の方は持ち出したのではないんです。
日韓海峡サミット(福岡県知事会見(3)参照)とか、
日本海峡フォーラム(国土交通省青森港湾事務所)とか。
地味ですけど、海峡を挟んだイベントは行政でもやってはいるのです。

が、目立たない。この原因は簡単で、行政交流イベントにその枠がとどまっているからです。
(それでも夏祭りにねぶたがやってきたりと努力した痕跡は認めますけどね)
もう一つの問題は、交流と言っても近場の交流ばかりで、市民レベルから言わせると、
「そこあたりの祭りや食べ物は、わざわざ持ってきて貰わなくても、一泊旅行でいつでもいけるし、、、」
と言う心理があるのは否めません。

で、どうせ交流するなら普段感じることの出来ないような「遠く」から。と言うことで、先ほどの与太話に続くわけです(苦笑)。
イベントをやりさえすれば、絶対に成功すると思うのですが、、、いや、まあ、トルコやEUと誰が交渉するんだ? と言う話はおいといて。
いい企画だと思うんですけどねぇ。

北九州市の嫌がらせとしか思えません。

2006年04月11日 16時15分32秒 | 地域情報
いったい何が? と言われれば、4月1日からの市関連サイトの大幅変更についてです。
以前のアドレスがさっぱり使えない、、、くらいなら、まだまだ何とかなるのですが、
1.サイト変更による誘導がない。
、、、つまり、一から市のサイトに行って、自分で調べろ! ということです。ユーザビリティのかけらもない。(図書館等ごく一部はその限りではないようですが、アドレスが覚えられません)

2.レベルダウン項目が多い。
以前は気軽に調べられた項目が大幅カット。無理くりテキストで中央のページにまとめるためだとはいえ、調べたいところが分かりません。画像もかなり少なくなってしまい、文章だけで責められている感もあります。デザインって大事ですね。

3.以前の情報に対する保護措置が一切無い
ここが一番大事です。以前あった情報が大幅カットされているのなら、それと同様の情報を置くか、以前の情報を(過去のページ)として保存されているなら、検索エンジンからでも飛びようがあるのですが、それも無し。検索エンジンの機能が台無しです。当分は(これからも?)GoogleもYahooも用を為しません。

遠くから北九州市を訪れる人たちや、細かい情報を知りたい人たちが、市のサイトをまず見るよりも、検索エンジンを見る機会の方が多いことは、言うまでもありません。
検索エンジンの機能を奪い去り、「市のトップを見てください!」ってのは、ホームページアクセス数アップのための強硬策ではありますが、前記のフォローがないので、ただのいじめです。今のところ表示されるキャッシュに助かっている日々。これもいずれはなくなるでしょう。
結果的に「北九州市のサイトは細かなところが分かりづらい、役に立たなくなった」と言われることが、分かり切っているだけに、今後の更新に期待するほかありません。中央集権っぽい強引な雰囲気しか今のところは感じられませんねぇ。

原稿執筆中、、、

2006年03月15日 00時38分41秒 | 地域情報
何もこんなに遅い時間にやらなくてもいいはずなのですが、ご多分に漏れず私も夜でないと原稿に集中できない性分のようでして、何ともはや、困りものです。
明日はそれほど早くから動かなくても良いため、だらだらと書き殴るつもりのパターンで(こんな事書いても読んでいる人たちには興味のないところでしょうな)。

最近ちょくちょく文章を書いてくれ、と頼まれることが多くなりました。
まあ、それ自体はよいことですが、よく「北九州地域向上委員会・言いたい放題コーナー」のようなものを、と言われるのが少々困ります。
見てない人たちは少々話について行けないことを承知の上で言いますと、あのコーナー、言いたい放題言うために論理的裏付けを用意せねばならず、かなり詳細に調べ物をする必要があります。
バガボンド的に言うと、「全身の血を入れ替えるくらい次の勝負に入れ込んで」いかないと、なかなか切れ味の良いものに仕上がりません。
だからこそ愛されるコーナーなのでしょうが、あれくらいやれ、と言われると結構しんどいです。
しっかりとした文体をまとめる手順としては、1.構想をまとめる→2.数日寝かせてその間他の仕事をする(その間に無駄な部分が忘れ去られる)→3.執筆する。→4.数日後校正。で私の場合終了です。
これだとクオリティが自分なりに納得のいくものになるのですが、手間がかかって仕方ありません(しかも他の仕事がなかなか手につきません)。仕方なく普段話すことから部分的に引用していくことで1.2.の手順を省き、仕上げていくことが最近多くなりました。
最近は、寝かせずぶっつけ本番で書いている文章なんて、ここくらいのものです(苦笑)。

拙サイト愛好者の皆様方におかれましては、ここあたりの事情を勘案していただいた上で、不平不満は勘弁していただきながらお読みください。
あ、お金もらえる仕事は気合いが入るので別ですよ(それでいいのか)?