酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

たどり着く前に去りゆく人へ

2005年06月22日 22時45分09秒 | 地域情報
毎日新聞6月20日付記事より・ゼンリン最高顧問大迫氏死去

 私は直接会ったことのない方ですが、その手腕とお人柄に慕われた方は非常に多く、私の親しい方にもお世話になった方は数々います。
 実に、悲しい限りです。福岡と北九州という、ポテンシャルと分業の可能性を持ちながらいがみ合う両都市の仲介役に敢えて立ち、将来を憂い、無私の奉公に勤めた氏の功績は、賞賛しても仕切れないでしょう。
 ただに一都市の権益のみならず、福北交流や北大交流の重要な要を失いました。本当に重大な損失です。今後の北九州を民間から支える方にこの役を担うことが出来るか、非常に心配です。

 私も微力ながら地域のために働く立場(非公務員)にいる中で、もう少しでお会いすることが出来た、、筈でした。そう考えると、自分の(地域貢献の)スタートの遅れが悔やまれます。
 今後の地域を行政以外で支えるべく、氏のまいた種は各所で働き続けています。私もその末席に立って、精一杯の仕事をしたいと思います。

「NPOと配当」という矛盾

2005年06月16日 22時28分27秒 | NPO
朝日新聞・6/16日付「NPO法人の元代表理事逮捕」

という記事について少し。
私は現在NPOの中で細々と収入を得る身なので、こういった記事には過剰反応せざるを得ません。
NPOは配当金を出せないんだよっ!
収益を上げたとしても、すべて事業に再投資しないといけないっての!

これでだませるのは、ひとえに日本でNPOという概念がまだ知名度不足であることを示しているようです。
もっというと、「有償ボランティア」といった考え方が未だ受け入れられないという哀しさが、問題の根底にあるのでは、と考えています。

だます奴が一番悪いことは、当然ですけどね(補足)。