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酒と地域と近代化遺産・庵田の日常雑記

『地域文博・高炉館』管理人庵田の、愚痴と嘆きとどうでもいい日常。

九州観光マスター検定(2級試験速報)

2006年03月12日 16時27分46秒 | 地域情報
そういう名前の試験をつい今し方受けてきました。
いわゆる九州学(地域学)系ではなく、純然たる歴史学・観光学とも言い切れない、観光総合職養成のための試験ではないか、と考えさせる、シビアな試験で、、
思うように点数が稼げなかったのが、実に悔しいところであります。
しかしまあ、、、なんだか経済学部の試験を受けたような感覚で、はて私は何をやっているんじゃろ? と思うところが半分、こういうところを覚えておけば、将来食いっぱぐれないかな? という打算が半分ですね。

はあ、、、疲れました。結果は追って報告するかも、です。
以上、だるだる試験報告でした。

対岸の火事、身内の火事

2006年02月17日 00時40分38秒 | 地域情報
北九州市の繁華街で火災、飲食店など10店舗全焼
(読売新聞記事より)


災害に関する記事というものを、子供の頃は何かのイベントのように感じていた事もあり、こういった記事に関しても何らかの変化が起こるのでは、という期待感を思うこともありました。
いったん会社に勤めていたときに、「安定した生産活動」に対する最大の敵はこのような災害だと改めて気付き、それに対する恐怖感を持つようにもなりました。
そもそも近代化遺産の研究保存に携わってからは、災害記事を見る度に「貴重な文化財候補が失われていく、ああ、もったいない」とまあ、不純な動機ながらそういった意識は出来てきたわけですが、

さすがに親戚の店が火事に遭ってしまうと、ちょっと冗談になりません。
この感情を何と表現すればいいのでしょうか、怒り? 虚しさ?
角の山口銀行付近が現場検証のために封鎖されているところを見ると、一体何のためにこのような事象が起こったのだと、
過去数年で既に周辺が数区画ずつ火事に遭い、建て替わっているところを見るに、何か恐ろしいものを感じずにはいられません。
今はただ、一日も早い復興を祈るばかりです。

北九州市、、、やる気だな。

2006年02月11日 12時05分06秒 | 地域情報
市の産業観光施設紹介ページがここ数ヶ月で大きく変わっています。
いや、デザイン面とか構成が変わったとかいうことではなく、掲載対象に広がりが出来たというか、工場見学だけではなくなってきたようです。
「門司赤煉瓦プレイス(サッポロビール九州工場跡地の保存活用施設)」が掲載されていることは、小さいながらも市の「やる気」を感じさせる画期的な変化です。

あとは産業観光の範囲を二次一辺倒から一次~三次産業にまで拡大させれば、そこからは民間活力の導入へと持って行けるんじゃないか(理解力は行政よりもあると思う)と思います。
範囲拡大については、
 ・合馬の観光農園
 ・平尾台の農場群
 ・若松脇田の海釣り広場+汐入の里
 ・ゼンリン地図の資料館
 ・日立金属鋳物記念館(苅田町)
 ・新北九州空港
 ・北九州市交通局
なんてところはいかがでしょうか(黒崎播磨が入っていないのは意図的ですかね?)。

今年は産業観光フォーラム北九州の開催も決まり、嫌が応にでも産業観光の流れが加速していきます。
お手伝いできるのでしたら、精一杯やりたいとは思うのですが、さて、どうなる事やら。

私が悪いって言うんですか?

2005年12月29日 20時42分23秒 | 地域情報
PCのモニタがいかれました。
さんざ困ったあげく、とりあえずサブノートにケーブル繋いで書きつづっています。
当然、たまった仕事は中断で、酒呑みながらくだ巻いています。

液晶17インチのモニタですが、買ってから丁度一年で故障というのは、、、
ソニータイマーですか? あの都市伝説は本当だったんですか??

いざモニタがないとなると、まあ、困ったものですね。
どうしてもこのキーボードの打ちにくさといったら、、、来年まではこんな状態です。たぶん。

「北九州市次期総合計画・素案」が発表されていますが、

2005年12月27日 01時38分24秒 | 地域情報
北九州市西の端在住の庵田です。
さて、北九州市のサイトを久々に覗くと、北九州市の総合計画の次期が発表されており、ざっと眺めてみました。
、、、まあ、これが4年前なら逐一コメントを考えたり、ダメ出ししたりとやっていたものですが、目前で「トップの意向次第で総合計画は無視できる」=エコタウンを中心としたリサイクル事業(当初計画に載ってない)がはっきり分かってしまったため、
今年はかなり斜め読みです。総合計画というものは、概略目標ですから、はい。細々見た奴が損します。
とはいえ、私が注視しなければならないのは「産業技術博物館(仮称←いつ取れるのでしょうか、、)」と産業観光に関する項目です。
おおっ、今回はきっちり書いているではないですか!ま、逆に言えば書いてなければ、見切りをつけて研究しやすいところ(舞鶴とか、桐生とか)へ移住しますけど。
しかしまあ、、、よく分からない割り振りされてます。
産業技術博物館のような、生涯教育重視企画が大項目4…競争力のある産業都市なんて項目に入っているし(大項目1にわざわざ「人材創造のまち」なんて掲げているのに、、)、
4-2-1「人が集まる資源を活かす」と4-2-2「新たな集客の仕組みを創る」なんてのは観光産業という捉え方をしっかり明示しないと、大項目3…高質な都市空間を持つまちの方に移動した方が良いのでは、といわれかねません(ソフトの充実とストックの活用から考えていけば、そちらの方が適切)。
産業観光と銘打っていても、あくまで人と人との交流なのに、どうもこの市はひとつの工場を誘致するかのようにとらえている節が見られます。市の産業観光施設紹介ページを見て貰えれば分かるように、まあ、最近でこそひびき動物ワールドあたりの施設も掲載するようになりましたが、産業観光=工場見学としか捉えていなかった姿勢がよく分かります(アドレスが痛いです、、、study_tourって、、)。
これが宮崎県綾町であれば、蔵元紹介は欠かせませんし、中京地域であれば、企業博物館(北九州で言うと、NTT門司電気通信レトロ館やゼンリン地図の資料館)は確実に載せます。
何と言いますか、、はっきりと申し上げると、根本的な理解が為されていません。
私の手元にある各種資料を来年は(恩着せがましく)提示し、ここ辺りをボトムアップで理解させていこうと画策しています。

、、、それで私より給料が圧倒的に高い人たちを喜ばすのはしゃくに障るのですがね(苦笑)。

たどり着く前に去りゆく人へ

2005年06月22日 22時45分09秒 | 地域情報
毎日新聞6月20日付記事より・ゼンリン最高顧問大迫氏死去

 私は直接会ったことのない方ですが、その手腕とお人柄に慕われた方は非常に多く、私の親しい方にもお世話になった方は数々います。
 実に、悲しい限りです。福岡と北九州という、ポテンシャルと分業の可能性を持ちながらいがみ合う両都市の仲介役に敢えて立ち、将来を憂い、無私の奉公に勤めた氏の功績は、賞賛しても仕切れないでしょう。
 ただに一都市の権益のみならず、福北交流や北大交流の重要な要を失いました。本当に重大な損失です。今後の北九州を民間から支える方にこの役を担うことが出来るか、非常に心配です。

 私も微力ながら地域のために働く立場(非公務員)にいる中で、もう少しでお会いすることが出来た、、筈でした。そう考えると、自分の(地域貢献の)スタートの遅れが悔やまれます。
 今後の地域を行政以外で支えるべく、氏のまいた種は各所で働き続けています。私もその末席に立って、精一杯の仕事をしたいと思います。

電車に乗りながら考えたこと。

2005年01月20日 01時28分29秒 | 地域情報
あまり大したことではありませんが。
ここ数日、私が喪中だとか何とか言った反動もあり、
急に色々なところにかり出され、各地の繁華街で腹いせに何かしら買っていきました(笑)。

ご周知の通り、私は今迄北九州市の西の端っこに住んでいた関連もあり、
小倉と黒崎と、博多天神の各地域でかなり買い物をやっています、
そこで(某大学の)学部生あたりに聞いてみると、福岡市に住んでいる人間は、
どこを満足しているのか、天神大名辺りで買い物をしても、北九州まで行くことがありません。

逆に、久留米や小倉の人間は、両方を器用に使いながら、
多様な買い物を楽しんでいます。

まあ、単純に考えると、近くに繁華街があると、買い物が楽しめる。
そこは間違いありません。ただ、便利かどうかというと、
選択肢があまり無い買い物は、どこか窮屈なような気がします。

既存のメディア(主に福岡県地方TV局)は、天神・博多の買い物スポットを中心に話を進めます。
そこで買い物の判断を決めることは、久留米や小倉の買い物客より、
貧しい買い物になっているような気がしてなりません。

確かに福岡市と北九州市は離れており、買い物には少々不便です。
それでも北九州市の人間の方が、多様な選択肢が与えられているような気がします。
もう少し、福岡市のマスコミは、各都市間にそれほど距離がないことを言った方が良いような、そんな気がします。
そっちの方が豊かな都市生活が送れると思うんですけどねぇ。

本年はこれにて。

2004年12月31日 14時35分55秒 | 地域情報
今年度はいろいろあったなあ、、、などと感慨にふけるには、
少々落ち着きに欠ける今日この頃ですが、今年の更新は本日で終了に、、なるでしょう。

ふと地域の今年を顧みると、アメリカの影響でしょうか、旗印を明確にすることを求められた一年のように感じます。
市町村合併はその最たるもので、中間市にしても、北九州市にしても互いの妥協点を見いだせないまま、突き進んだ結果の合併破談だったのでしょう。
~ではだめだ、とか~でなければならないという前提には、相手に対する理解力を持っていないと、
単なる言葉の暴力になりかねません。
JR博多駅の改築問題にも、一種の固執を感じます。高島屋でなければならない、と。
おそらく、話題にあげられていない問題の中に、わだかまりと突っ張りがあるようで、
それで沙汰やみになる話が多いのでは、と気が気でなりません。

エコタウンへの新たな企業進出、小倉駅北口再開発問題、門司港貨物線の旅客観光化、、。

そんな中で早合点に再開発へと突き進む現状が、空恐ろしくてなりません。
シエールタワー構想のなれの果てにできた駐車場、コムシティ。それらが都市の中で何を残し得たでしょうか。
それは教訓というのであれば、私たちは何と大きな代償を払い続けていることでしょう。
構想の具体化もそこそこに門司大里の日本製粉工場は取り壊され、次々に発表される再開発計画に某掲示板は踊ります。
そこに青写真が持つ夢は見ることはできても、都市の息づかいを、生活するであろう人々の意向をどれだけ反映し得ているでしょうか。

折尾駅立体交差計画に伴う土地区画整理などはその最たるものです。
それによる利便性を享受するのは、地域住民ではなく、通過人と新たにくるであろう開拓者です。
少なくとも、今の計画を見る限り、地域にそれまであった文化と歴史ではなく、地政学を重視した開発であるとしか見ることができません。
取り壊し、取り壊された跡に、便利な更地が残るだけの再開発には、利権を巡るわだかまりと対立しか残りません。

壊すか、残すか、などという旗印を求められる単純二極化の選択は、今年で終わりになってほしいものだと、心から願いつつ、ここで筆を置かせていただきます。
皆さん、良いお年を。

追悼・豆乳マブロン

2004年12月04日 12時52分52秒 | 地域情報
ことは掲示板への書き込みに発します。

化学っ子。さんの書き込みより
“ところで、豆乳マプロンについてですが
15年くらい前に設備投資拡大をしていたところ、競合大手K社に需要を奪われ
投資を中断し、豆乳事業撤退したのでございます。”
な、なんですと??

時はさかのぼって2×年前、
私はよく祖父の家に遊びに行ったのですが、
家の冷蔵庫には必ずといって良いほど「豆乳マプロン」がありました。
健康志向がまだ世の中に浸透していなかった時代、
私はその豆乳マブロンが大好きでした。
なぜかというと、豆乳は体によいとか、そんなことではなく、
純粋にマブロンはおいしかったのです。
サワー味、私も大好きでした。豆乳には乳酸菌系が合うのでしょう。
競合相手のK社はあの手の種類を出しているのでしょうか、、、。

時は過ぎ、いつしか祖父の家にも足が遠くなってしまいました。
豆乳マブロンは唐そば、黒崎そごうと並んで私の幼少期の思い出そのもののような気がします。
それらは今はもうありません。

たまには北九州の事など

2004年11月15日 23時25分16秒 | 地域情報
「地域情報」と銘打っているからには、何か書いておかねば、と考える次第です。
考え得る題材としては、

・トヨタ自動車苅田町進出に伴う地場産業への影響、景気浮揚効果
・北九州市のスリム化施策~業務の大幅民間委託について~
・地域資源の活性化~近代化遺産総合リスト~

など、思いつくにはつくのですが、とてもめんどくさいしやる気も起こらないので
なかなか書くことが出来ずにいます。

黒崎駅北口開発に伴う、安川電機工場の取り壊しもかなり進みました。同じ安川の小倉工場跡地ではゆめタウンの進出がとりだたされています。
再開発の話題は尽きませんが、私は自分の研究する学問の関係上、過剰な開発には疑問を感じてしまいます。
作るだけ作って、10年後取り壊されるような安普請を建てても、それは地域のためにはならないのではないか、と。
産業が潤うからよいではないか、といわれるでしょう。しかしオーバーストア状態となって(または海外への工場進出に伴って)撤退された場合、後には何も残らない、では話にもなりません。
私が建築を専攻している関係もありますが、せめて商業建築や行政の建物は、華のあるものに仕上げて貰いたい、と考えてしまいます。
レトロブームだから、古い建物なら何でもよい、というわけではありませんが、新しい建物は古い建物に及ばないものがあります。それは「その建物が地域の想い出を、足跡を遺している」ということです。
その貴重な財産を上回る「夢」を、果たして新しい建物群は持っているのでしょうか。
たとえば八幡駅。駅前にそびえる壁を見るにつけ、それを感じてしまいます。
これら建物群が地域の財産になることを、祈らずにはいられません。