葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

空乱れ、心乱れ

2007年01月27日 09時18分34秒 | 日記 ・ 雑記録
木曜日に日本を覆った高気圧に代わって、
大陸で発生した低気圧が次々と日本列島を通過していく。
地上の気象は素直に反応して荒天になった。 強風、霙(霙)、雷鳴‥‥。

<鉛色の――> という形容は、空に使うのだったか、海に使うのだったか。
海の色は空の色の反映だから、どちらに使ってもいいのだろうから、
海が見えない葡萄舎では空の色に使おう。
昨日は(今日も?) 断続的な薄陽を除いて鉛色の空に覆われた。
待ち望んだわけではないが、
冬らしくない冬が続けば、冬らしい冬が出現すると気分は収まるところに収まる。
嬉しくはないけど、冬には鉛色がよく似合う。
この鉛色があるから、春の華やいだ色に再会したときの喜びがある。
憎まれ役、敵役は、どこの何の世界にも必要だ。

本州の西の果ての、比較的に冬場がしのぎやすい地方に住んでいるから
ノー天気なことが言えるが、北国 ・ 雪国の冬場の生活は大変だろう。
3ヶ月後には、その みちのく の灯台を訪ねるのだが、
ここに来て、根本的な計画立案に <揺るぎ> が生じた。

「奥の磯道」 は、秋田まで飛んでから、津軽海峡を経て三陸海岸を南下、
金華山を最後に仙台から空路、というのが大筋のプランだ。
みちのく での全行程はレンタカーだ。
ところが、一昨日、灯台巡回号で国東半島を走りながら、
灯台めぐりには、この灯台巡回号がいい、とつくづく思った。
そりゃぁ、車に詰め込んだ全ての機能が灯台めぐりのためにあるのだから、
灯台めぐりを続ける上で、こんなに快適で利便に富んだ車はない。

往復4日を費やして灯台巡回号を みちのく まで運ぶのは非現実的だ。
ならば、大坂までの往復をフェリーにして、南紀、伊勢湾、本州横断、能登、若狭湾、
というコースはどうだ。

だったら、だったら、いっそのこと北海道に飛ぶかァ。
千歳空港を基点に、チキウ岬、渡島半島一周、積丹半島、留萌、宗谷海峡、
知床、納沙布岬、襟裳岬、千歳で10日間。
北海道を残して、みちのく から攻めるのは中途半端だし、
九州は東西南北の端まで行ったから、北海道の東西南北も悪くない。。
北海道に行けば、親友・カバさんの墓参りも出来る。

出発まで3ヶ月あるから、今の段階では心が千々に乱れるのもよかろう。

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