葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

無縁の夏祭り

2006年08月14日 17時24分18秒 | 日記 ・ 雑記録
関門海峡の両岸で、115万人の見物客を集めて競い合う花火大会を、
今年も見ないで終わってしまった。
永年、下関で生きてきて、住まいが町外れの長府にあるからだけど、
下関で行われるイベントにはほとんど参加したことがない。
大体、下関の地勢と地形が悪い。
関門海峡が複雑な境界線(海岸線)を描いているから判りづらいが、
下関は鋭角30度の半島と島(彦島)で九州に突き刺さっている。
イベントが行われる市の中心は半島の先端に近いから、
そこに集まる人の流れは、漏斗に集まる液体だ。
開口部の広い湾に押し寄せる津波だ。

加えて、私の、人込みと混雑嫌い、が作用する。
社会人になってから、ずっとサービス業に従事したこともあって、
行楽や民族大移動の季節に世間並みの行動をとったことがない。
行楽地も遊園地も、私が行くときはいつもガラガラ。
帰省もUターンのピークが終わってからの行動だから、
数10キロの渋滞なんて経験したこともない。
ましてや、いまさら経験したくもない。

かくして、興味も関心もありながら、
人が集まるところには出かけない私が出来上がった。
そんな私だから、行列が出来る「旨いもの店」や、
「お待ち」が出るレストランには絶対に行かない。

8月19・20日の「馬関(ばかん)祭り」 が下関の夏のイベントの最後だ。
賑わったらしいと、ニュースで知ることになるだろう。

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