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『カーボンオフセット年賀』

2007-08-22 00:54:48 | environment
中日新聞:温暖化防止に寄付の年賀状 来年お正月用に、郵政公社:社会(CHUNICHI Web)(07/08/21)


一向に進まない政府の温暖化ガス削減ですが

もうかなり余裕が無くなってきているとみえて

あの手この手を繰り出してきています。


カーボンオフセット」と言われる取り組みもその一つで

我々が日常生活で排出するCO2の量を算出し、

それを削減するのに必要な費用を寄付や料金の一部に含めて

支払うことで相殺しようとするものです。


今回は、お年玉付き年賀はがきの「寄付金付き年賀はがき」の

5円の寄付金をこの「カーボンオフセット」の目的にあてようと

いうことのようです。



新潟県中越沖地震によって柏崎刈羽原発が停止したことも

温暖化ガス削減に少なからず影響を与えているようですが

政府の削減の見積もりの甘さも多いと思われます。


京都議定書での削減目標『マイナス6%』も

無理過ぎてもう話題にも上らなくなってしまっていますが

温暖化対策で最近話題になっていることと言えば

排出権取引』や『バイオ燃料』など

いわゆる「逃げ道」としてのCO2削減しかありません。


その場しのぎの対策や個人の自覚を促すような対策よりも

もういっそのこと「環境税」を導入しちゃった方が

潔いような気もするんですが如何でしょうか。

結局のところそれが個人に対して最も訴える手段

ではないかと思いますが。


「カーボンオフセット」で森林を育てるとかいうことですが

以前「割り箸」の話のところでも触れましたが

森林育成はなかなか一筋縄ではいかないようです。


一例としてあげると、世界遺産に指定された熊野古道

その世界遺産指定によって森林に手を加えることが出来なくなって

大規模な地すべりが起こったりなどして森が荒れているそうです。

素敵な宇宙船地球号 「世界遺産の光と影 Vol.7」~熊野古道のジレンマ~



「バイオ燃料が新たな環境破壊を引き起こしている」

という話も耳にします。

イベント的な取り組みよりも、将来にわたって継続していく

対策が必要だと思われます。


<関連>
カーボンオフセット

bp special ECOマネジメント/キーワード「カーボンオフセット」


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