ここ数日の責任転嫁と米国追従の話で、また別の嫌な話を思い出してしまいました。今でこそみんながバカにしているハンバーガー訴訟のような事が、何年か経てば日本でも起こる可能性があるんじゃないかと。それとはちょっと話が違いますが、「裁判員制度」について少し調べてみました。
平成16年5月21日,「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し,5月28日に公布されました。この結果,平成21年5月までの間に裁判員制度がスタートします。
裁判員制度は,国民から無作為に選ばれた裁判員が,殺人,傷害致死などの重大事件の刑事裁判で裁判官と一緒に裁判をするという制度です。
あなたも裁判員!!―法務省―
政府広報オンライン広報通信2004年9月号 話題/Topics 「裁判員制度」(FLASH版)
<関連>
神戸新聞Web News あなたが裁く 裁判員制度の課題
裁判員制度についての真紀奈的意見 -(バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳)
俳優ハリソン・フォードも陪審員制度には勝てず: ABC(アメリカン・バカコメディ)振興会(9月10日)
この法律ももういつの間にか成立しちゃってたんですよね。
国民みんなが裁判や法律に対して無関心でなくなることについては良いことだと思いますが、裁判員の無作為抽出だとか、休業補償、守秘義務規定など実施に当たってクリアしなければならない問題が山のようにあります。あと5年足らずの間にこれらの問題もちゃんと解決するのでしょうか?
また話が戻りますが、訴訟の国米国では、たとえ悪いとは思ったとしても頑なに自らの非を認めようとしません。「えひめ丸沈没事故」や「中国機との接触事故」の時などでもそうでした。簡単に謝罪しようものなら、後の訴訟で莫大な補償を迫られることが非常に多いからです。そのことが元で大変摩擦の多い人間関係になってしまいます。
しかし最近ではそうした事態への反省により、交通事故の現場で謝ってもその言葉を非を認めた証拠とはしないという法律が米国各州で施行されるようになりました。俗に「アイムソーリー法」と呼ばれるものです。咄嗟に出てくる自然な感情による謝罪の言葉まで抑圧してしまうのは、精神衛生上もよくないということなのでしょう。
米国を追従する日本では、最近何か問題を起こしてもちゃんと謝れない事が逆に増えてきています。うやむやにされる医療ミスなどはその最たるものです。また、ちゃんとした謝罪の姿勢を見せずに、政治信条を理由にわざと神経を逆撫でするように靖国参拝を繰り返す日中友好論者もいます。
日本こそ、米国に対してのみ媚び諂うように「I'm sorry」を連発してしまう卑屈な根性だけは何とかしたいものです。
<関連>
朝日新聞社の本:雑誌:週刊朝日:船橋洋一の世界ブリーフィング
エッセイ集:快談ねっと-アイムソーリー法
平成16年5月21日,「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が成立し,5月28日に公布されました。この結果,平成21年5月までの間に裁判員制度がスタートします。
裁判員制度は,国民から無作為に選ばれた裁判員が,殺人,傷害致死などの重大事件の刑事裁判で裁判官と一緒に裁判をするという制度です。
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この法律ももういつの間にか成立しちゃってたんですよね。
国民みんなが裁判や法律に対して無関心でなくなることについては良いことだと思いますが、裁判員の無作為抽出だとか、休業補償、守秘義務規定など実施に当たってクリアしなければならない問題が山のようにあります。あと5年足らずの間にこれらの問題もちゃんと解決するのでしょうか?
また話が戻りますが、訴訟の国米国では、たとえ悪いとは思ったとしても頑なに自らの非を認めようとしません。「えひめ丸沈没事故」や「中国機との接触事故」の時などでもそうでした。簡単に謝罪しようものなら、後の訴訟で莫大な補償を迫られることが非常に多いからです。そのことが元で大変摩擦の多い人間関係になってしまいます。
しかし最近ではそうした事態への反省により、交通事故の現場で謝ってもその言葉を非を認めた証拠とはしないという法律が米国各州で施行されるようになりました。俗に「アイムソーリー法」と呼ばれるものです。咄嗟に出てくる自然な感情による謝罪の言葉まで抑圧してしまうのは、精神衛生上もよくないということなのでしょう。
米国を追従する日本では、最近何か問題を起こしてもちゃんと謝れない事が逆に増えてきています。うやむやにされる医療ミスなどはその最たるものです。また、ちゃんとした謝罪の姿勢を見せずに、政治信条を理由にわざと神経を逆撫でするように靖国参拝を繰り返す日中友好論者もいます。
日本こそ、米国に対してのみ媚び諂うように「I'm sorry」を連発してしまう卑屈な根性だけは何とかしたいものです。
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