
Q5.表題のとおり.
A.Yes.
初級者向きのガイドラインとしては,ACBLテキスト・シリーズ(訳本有り)の例その他を参考にして,一律8HCP以上で,枚数は4-5からと奨めて居ます.
正確に言うと,つくばSciがこの立場を取って来たのは,モダンでそれなりに高度なコンベンションを,網羅的に取り上げ,初級者から中級者まで向きに巧みにカバーして居るパタヤ・クラブの解説が最大の拠り所になって居ます.
実例では8~9HCP.(かうんと強い18HCPの手)
基本は5-5だが,メジャー2スーターのときは4-5からOK.
1H-2Hのときも,スペード4枚で可(なぜならばアドバンサーが2Sに収められるから.)
これを,使用機会を増やして,早く身に付けて頂こうと,つくばSciでは,
場面に依らず一律4-5から
とやや大胆に緩和しているわけです.
というわけで,これは,目安としては満更悪くないと思うものの,杓子定規に暗記して機械的に守ってもらうのは行き過ぎなので,中級を目指す本格的な取り決め方の一例を紹介します.
ブリッジ野郎達(ブリッジガイズ)の場合.
5~11HCP.スーツに依らず4-5から.
バルネラビリティ(危険性[脆弱性])不利なときは,5-5以上で,HCPも絵札も幾分強めとすべき.荒れた手ほどHCPの重要性は薄れる.
これだと一つの基準として,非の打ちどころは有りませんが,いくつか注意点を述べます.
(ア)つくばSciでは〝ミニマックス・マイクルズ〟(†)を使っている.つまり5枚有る方で通常のOC(オーバーコール)が出来る手は,一旦そうして置いてから,次に機会が有れば2つ目のスーツを示す.OCは11~15HCPにしてあるから,11HCP丁度のときは,より適切だと思うビッドを選ぶことになる.実際には5枚スーツの内容が悪ければがマイクルズCUE(キュービッド),良ければ単にOCする.
† 俗に「中抜き」という.1スーツだったらT/Oから入るような強さのときは,それと同じ原理でCUEの後,次にスーツをビッド.ただしハーディに忠実に従って強いT/Oダブル(パワー・ダブルとも言う)を17HCP以上と取り決めている場合でも(※),2スーターならば16HCPでCUE可.
※ つくばSciでは,ハーディ(緑本&訳本)とは違うが,未だクラシカルに16HCPからとしている.
(イ)IMPペアやチーム戦の場合,MITの戦略に従うと,バルネラビリティが不利な場合とは限らず,WE(味方)バルなら常に,CUEについては慎重にならなければならない.なぜなら,コントラクトが必ず2台~3台になってしまうから.
ただし2スーターOCは1スーツOCよりも,ラフにより余分なトリックが取れやすいこと,敵のビッディング・スペースを大幅に奪える利点がある.(ブリッジ野郎達)
このブリッジ野郎達の流儀は,中上級向けのオプショナルにしますから,フツーの基準では物足りない人や,一律4-5では危険だと思う人は,これから使ってみてください.
A.Yes.
初級者向きのガイドラインとしては,ACBLテキスト・シリーズ(訳本有り)の例その他を参考にして,一律8HCP以上で,枚数は4-5からと奨めて居ます.
正確に言うと,つくばSciがこの立場を取って来たのは,モダンでそれなりに高度なコンベンションを,網羅的に取り上げ,初級者から中級者まで向きに巧みにカバーして居るパタヤ・クラブの解説が最大の拠り所になって居ます.
実例では8~9HCP.(かうんと強い18HCPの手)
基本は5-5だが,メジャー2スーターのときは4-5からOK.
1H-2Hのときも,スペード4枚で可(なぜならばアドバンサーが2Sに収められるから.)
これを,使用機会を増やして,早く身に付けて頂こうと,つくばSciでは,
場面に依らず一律4-5から
とやや大胆に緩和しているわけです.
というわけで,これは,目安としては満更悪くないと思うものの,杓子定規に暗記して機械的に守ってもらうのは行き過ぎなので,中級を目指す本格的な取り決め方の一例を紹介します.
ブリッジ野郎達(ブリッジガイズ)の場合.
5~11HCP.スーツに依らず4-5から.
バルネラビリティ(危険性[脆弱性])不利なときは,5-5以上で,HCPも絵札も幾分強めとすべき.荒れた手ほどHCPの重要性は薄れる.
これだと一つの基準として,非の打ちどころは有りませんが,いくつか注意点を述べます.
(ア)つくばSciでは〝ミニマックス・マイクルズ〟(†)を使っている.つまり5枚有る方で通常のOC(オーバーコール)が出来る手は,一旦そうして置いてから,次に機会が有れば2つ目のスーツを示す.OCは11~15HCPにしてあるから,11HCP丁度のときは,より適切だと思うビッドを選ぶことになる.実際には5枚スーツの内容が悪ければがマイクルズCUE(キュービッド),良ければ単にOCする.
† 俗に「中抜き」という.1スーツだったらT/Oから入るような強さのときは,それと同じ原理でCUEの後,次にスーツをビッド.ただしハーディに忠実に従って強いT/Oダブル(パワー・ダブルとも言う)を17HCP以上と取り決めている場合でも(※),2スーターならば16HCPでCUE可.
※ つくばSciでは,ハーディ(緑本&訳本)とは違うが,未だクラシカルに16HCPからとしている.
(イ)IMPペアやチーム戦の場合,MITの戦略に従うと,バルネラビリティが不利な場合とは限らず,WE(味方)バルなら常に,CUEについては慎重にならなければならない.なぜなら,コントラクトが必ず2台~3台になってしまうから.
ただし2スーターOCは1スーツOCよりも,ラフにより余分なトリックが取れやすいこと,敵のビッディング・スペースを大幅に奪える利点がある.(ブリッジ野郎達)
このブリッジ野郎達の流儀は,中上級向けのオプショナルにしますから,フツーの基準では物足りない人や,一律4-5では危険だと思う人は,これから使ってみてください.
「使用機会を増やして,早く身に付けて頂こうと,つくばSciでは云々」には大賛成です。
私の場合も似ています。「必ず55以上で、点は0~100までOK」これで使用機会は格段に増えました。
思えばカペレッチも(教えていませんが)自分が使うときは55以上でした。
何かの本で読んだ、5+5-1=9→3の代まで損無し、を頼りに。
脱線します、敵の2スーターOCに対しては、私は ほとんどブリテンと同じで、ハイローキュービッドです。
少し違うマスター風アレンジ(やさしい)は、1S(2NT)3C=下をキューはハート5枚の10点以上、3D=上をキューはスペードありの10点以上です。
更に脱線すると、ハーディの紫本P187には、2スーツのとき、もっと難しい事が書いてあります。以下をセットで使う。
1 T.O.DBL後は、ELCを使う
2 トップ&ボトム キュービッドを使う(P200)
3 (1C)2Hはウイークジャンプではなく、H4D5
頭が化石になりつつある私には追跡不能。
あ、そうそう、ブリテンの花さんのマイナのスラム探しも面白く拝見。
私のマイナステイマンに通じるところあり。
>私のマイナステイマンに通じるところあり。
前世紀末からの流れだったメジャー研究も,世紀が替ってから,十分進みましたから,その技術を踏まえて,それと調和するマイナー研究に向かうのは,一種の歴史的必然でしょうから,マスター様は時代を先取りしているということなのでしょう.