サービス講義の続きです。
全5戦の各試合でVPを出すときは、タテマエの小数値と較べると、必ず隠れた四捨五入をして居る。その最大値は1VPに付き0.5VP、つまり5百円玉1個分。切り上げられたチーム(A)は小数値に対して最大ワンコイン得し、切捨てられたチーム(B)は最大ワンコイン損する。



Aが5戦とも最大の得をすると、全部でコイン5個=2,500円の得。Bが5戦とも最大の損をすると、全部で2,500円の損。一旦VP=千円札で賞金を受け取って、Aが勝って喜んでいる所に、タテマエの十円単位の精算をやることになると、2,500円返す羽目になり、逆にBには2,500円返還される。
つまりAとBが5千円=5VP以内の差であれば、同点どころか、1〜4VPの範囲でBの方が逆に勝つ‼️
(この例に隠れて居る一つの事実は、四捨五入される元の数が、小数点以下1桁でも、2桁でも、百桁でも同じ現象が起こることです。)
無論数学の心得が有る人は、5百円玉での上の過程のモデルは、極端過ぎると思われるでしょう。そう言う人のためには、次のモデルが有ります。これは十分数学的真実に則している。
- 四捨五入で得する場合、その平均値は2百5十円だ。(小数点以下の桁数に関わらず、小数値を整数値に切り上げる場合の誤差の平均値は、常に0.25。)
- 逆に損する場合も、同額だ。(同上。切り捨てる場合)
- 得する(切り上げ)か損する(切り捨て)かは、等確率現象、つまり半々だ。
それでサイコロを振るなり、コイン・トスをするなりして、5回(言わずと知れたIMP リーグ戦の試合数)試行しましょう。
Aチームが全得(全部切り上げられた。)すれば、離散値(整数値)VPに相当する千円単位の「概算払い」だと、1,250円ボーナスが隠れて付いたようなもの。Bチームが全損(全部切り捨てられた。)すれば、1,250円没収されて居るわけ。この確率はどちらも2の5乗分の1 = 1/32 ≒ 3%。
それで、改めて連続値(小数値)VPに相当する十円単位で精算すると、A チームは1,250円返金し、B チームは1,250円償還される。差し引き2,500円Bチームが増えるから、概算払いでAチームがBチームに2千円(2VP)勝って居たとしても、精算すると、逆に500円(0.5VP)の負けになるわけです。
ましてや千円(1VP)差だったら、もう全くわけが分からないことになってしまいます。😜

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