
自分のスーツを必ず切り札にすべき強い7枚(自己サポーティング)などの場合に,それを表現しながらのショートネス(シングルトンかボイド)のビッド.
パートナーが1NTオープンしたときは強い6枚でも出来るわけだし,さまざまなパターンが有る.特に約束していなくても,システム自体の約束がしっかりしていれば,その場で「発明」しても大丈夫なものもあるが,つくばサイエンティフィックでは一切採用していない.
理由1.初級から中級に至る段階では,一つの完全なシステムを早くマスターし,完璧に適用できるようになることが基本目標なので,ハーディのような極限まで洗練されてスリム化した基本システムに必要最小限度のコンベンションだけを厳選して付加するのが方針になっている.
一度基礎ができた後ならば,好みに応じて新しいコンベンションを導入することもできる.強力なラリーやレース用の車のベースになる車はシンプルで強力に作られています.ハーディ‐つくばサイエンティフィックも同じ.
念のためですが,NMF(ニュー・マイナー・フォーシング)とか4SF(フォース・スーツ・フォーシング)[F1.FGにするとまずい.]などは,入れておかないと,シンプルでまともな2/1システムが成り立たないので,始めから入っているわけです.決してアクセサリーを買いまくっている子供のようにテキトーに好きな物をジャラジャラ選んで付けているわけではありません.
理由2
RKCBとそれを補うアメリカン‐スタイル・CTRL(コントロール)・ビッドがスラム・コンベンションの柱になっている.スプリンター(2ndラウンドCTRL)ビッドを増やすより,コントロール・ビッド(1stおよび2ndラウンドCTRL)に習熟する方が先決である.
一方,林著は初めから中上級者向けのもので,多くのコンベンションが鏤められていますが,経験に基づいて完成したセットになっているのでしょう.システムの分量としてはつくばサイエンティフィックの倍はあるようです.ノウハウを入れれば3倍.
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