昨晩は忘年会だった。夜遅く帰宅した後、ニュースサイトを見ていたら Greg Lake死去の報。69歳。癌で闘病中だったらしい。素晴らしい声の持ち主だった。今年ELPのメンバーが相次いで2人死去したことになる。Carl Palmer一人になってしまった。数年前、ふと youtubeの動画で演奏している姿を観て、別人かと思うほどに太っていたのには驚かされた。これは健康によくないと思った。
最初に耳にしたのは King Crimsonの曲だっただろうか。ELPの曲はラジオでも頻繁に流れていて、透明感があり、鋭く伸びのある、そして時としてドスが利いた声が特徴的だった。
クリスマスに近いこの季節、彼の I Believe In Father Christmas (1975)はどこからともなく聞こえてくる。その声の主がクリスマスを前に他界したことを思うと、年末は暗くなりそうだ。
冥福を祈りつつ、C'est La Vie でも聴いてみよう。スタジオ録音よりもライブバージョンの方がいいかもしれない。
しかし NHKラジオ深夜便で12月1日に Greg Lakeの特集が放送されたのは何という偶然だったのだろう。この日の特集の最後は C'est La Vieだった。この日の担当は二宮正博氏で、この曲を伊東ゆかりがカバーしていることも話していた。調べてみると、1980年発表の「素描 (Sketch)」というアルバム。CDなどでは再発されていないようだ。
この日は John Lennonの命日でもあった。彼のクリスマスソングも有名で、9日未明のラジオ深夜便では特集されていた。