Borderママの「国境らへんの」ぼやき日記

危険な南の国境生活
北の国境で村民生活
現在デトロイト郊外で母子家庭

忘れかけていた気持ち

2009-11-16 04:33:57 | ぼやき生活
最近、平常勤務に変わった若造

1年半ぶりに土日が休みになり(多分暫くだけ)


土曜日の昨日はワタシは昼前にヘアカットに行き

夕方にはシオラーノとマックへ


いつも学校の休みの日は母子家庭の我が家

なので出産前は毎週二人で何処かに行ってました
殆どプレイエリア付のファーストフードですが


産後は若造と夜たまーに行ってたりしましたが

昨日は久しぶりにワタシと

数ヶ月前に出来た新しいマック

プレイエリアもまだ?キレイなので

近くのキタナイマックへは行きません
ウルサイガキが多いし


でも土曜日の夕方と言うこともあり

プレイエリアはガキで一杯

遊びに行ったシオラーノ、暫くすると戻って来ました


「どうしたん?ミール食べるん?」と聞くと


「女の子が転んだから、Be carefulって言ってあげたのに
  背中叩かれた。。。」


今日は「ハズレ」かあ。。。

しかもワタシは隣のテーブルで食べていた

男の子(4,5歳?)にケチャップをかけられた

それはわざとではなかったけど、床に向けて投げつけた

ケチャップが私のジーンズに。。。

一緒に居た母親とおばあちゃんはすごく気まずそうに

スペイン語で男の子をたしなめていたけど

当の本人はヘラヘラ笑ってこっちを見るだけ

ちゃんとした親・ババなら第一子供は床にケチャップを

投げないし、もしやったとしてもちゃんと私の所に来て

謝らせるはず。。。もしかすると私に投げたのかも


ワタシは英語で「もうやっちゃダメだよ」と言ったけど

笑いながら走っていった




国境に来て2年

最初の頃は公園やプレイエリアで地元の子と

一緒にするのが怖かった

遊びたい盛りに危ないからあまりそういう場所に

連れて行ってあげれなくて、行ってもこっちがヒヤヒヤ


最近は「運が良かった?」のか、あまり問題も無くきていました


白人でさえも差別する国境の街

何処に行っても白人は珍しく、アジア人の私なんて

チョー白い目でジロジロ見られる

この2年、外に出て気分が良かったなんてあまりない

会話はまず「スペイン語」、話せないとわかると途端に

「馬鹿じゃない?よそ者かぁ」って顔をする

いつも「よっしゃあ」と気を引き締めて出かけないと

世間の視線にへこたれる


そんな差別全開の社会の学校へ、たった一人で行っているシオラーノ

最初の頃(PRE-K)はこの私が毎日泣きそうだった

オハイオでは「人には親切に」「シェアしましょう」「列は並ぶ」と

教えられてきた彼女、ここではそんなもの通用しません

だからいつもビリ、親切にして譲ってると食いっぱぐれる


最初は「???」だった彼女

「差別」を5歳前の彼女に教えるのは難しかった

今ではここはそーいうところ、周りは親切じゃないってことを

肌で感じれるようになったみたい???

でも、根っからお人よしなのか、まだスーパーとかで

知らない人に「ハーイ」って言って無視されたりする


だから今年から「教育・躾」に熱心と評判の

州認可の学校に変わった

宿題も多いけど、やっぱり熱心な親と教師で

クラスのスローガンは「親切・尊敬」とかだし

友達との問題も今のところなし


忘れかけていた気持ち、昨日思い出さされた

親切も思いやりも少ない国境に、居続けてはいけない

子供に「正しいこと」を教えるためには

早くここを出なければ



遊びに行く時に

「Hiって言っても無視したら遊ばないって意味だよ」って

悲しいことを言い聞かせるのももう疲れたし

「ママ!Hiって言ったら返事してくれた」なんて

当たり前のことで喜ぶシオラーノを見るのも辛い


もちろん悪い人ばかりじゃない、いい人にも出会った

でも、暖かい人の中で子育てしたい

何処へ行っても外国人と言う事で

このアメリカでは差別はゼロにはならないだろう

でも嫌な思いを少しでも減らしたい

人種が違うというだけで人を蔑む人の

絶対数の少ない場所へ行きたい

子供が国境の色に染まってしまわないうちに