サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

続続・あがた森魚に褒められたくて

2008年02月17日 | 他の作品いろいろ

「ヂパングボーイ 2008系/あがた森魚に褒められたくて」
完成しました。

2版刷りです。
ちょっと見、分からないでしょ?
茶の雁皮紙と同じ色で、最初にこんなのを刷ってるの。


エルンスト・ヘッケル(Ernst Haeckel)の図版(アンジェロ・アンドレスとフィリップ・ヘンリー・ゴッスの描いたイソギンチャクの図をヘッケルが再構成したもの)を、模写しました。
この画像の後、もう少し描き込んで本刷りに使用してます。
見えてないんだし、描く必要あるの?って聞かれたら…「あります」と答えます。
やった分だけ、時間を掛けた分だけ、そこに何かが宿ると信じてる。
基本姿勢は、スポ根です。

これが元の絵 
 …素敵です
Kunstformen der Natur(1904)より

横から見ると、こんな感じでイソギンチャクのニュアンスが少しだけ見え隠れします。


…素敵でしょ?
こんな感じの「あがた森魚に褒められたくて」です。



ちなみに「日本少年(ヂパング・ボーイ)」は、あがた森魚さんが1976年に発表したアルバム。
で、この時期にあがた森魚さんを、しかも「日本少年」を主題として描くことには意味がありました。
以下、1999年に続編として制作された『日本少年2000系』のライナーから、ちょこっと抜粋させてもらって…

「あがた森魚にとって、アルバム『日本少年』は、航海という形をとりながら自分の中の表現したい「今」を確実に表現する航海日誌のようなもの、また、航海という一つの非日常性時間を皆で共有し、その同じ空間を共に過ごすことにより生まれてくる何かを抽出し得たとても意義深いアルバムといえます。それ以前に発表された2枚のアルバムのもつ一種自閉的色彩を秘めつつも、世界の七つの海へと夢をひろげるダイナミズムが、ここにはあります。独特な感性を持った一人の日本の少年がいよいよ世界へ向けて航海へ出航したような、まさに「外」へ向けて世界を拡げたエポックメイキングな、2枚組音楽冒険漂流記『日本少年』が発売されたのです。」

…で!
「そうだ 欧州、行こう。」
…と!
明後日、エポックメイキングな2枚組を持参して、海を渡りますよォ~
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆけ!! (かんの)
2008-02-18 23:44:59

いやあ、いよいよだね。

向こうではテロリストと東欧美女に気をつけろ!!!



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ゆく!! (永澤)
2008-02-19 13:27:07
ありがとう!
相談したこと、試してみるよ。
テロリストは怖いが、東欧美女は怖くない…
まかせとけっ!!!
返信する

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