いやあ、普段固有名詞を出さない私も今日ばかりはガンガン言わせていただきますよ 学校の3学期目スタートと仕事始めが重なったと思われる今日、田園都市線の混雑具合は常軌を逸していた。駅のホームで電車を待っているとき2台見送ったが、その2台目から降りてきた女性がホームにしゃがみ込む。近くの女性が「大丈夫ですか?」と声をかけたが、小さな声で大丈夫だと伝えたようで、でもずっとしゃがんだまま動かない。近くのベンチまで連れて行こうか迷う私。「この中で別に遅刻しても大丈夫なのは私ぐらいだろうから、いっそこの女性に付き添うのを言い訳に会社はゆっくり出勤しようかな」などと思案したものの行動には移せず、ホームに入ってきた3台目の電車に乗り込んだ。
まあ女性専用車両とはいえ性格の悪い女は大勢いるもんで、後ろ向きに乗り込んだ後、既に走り始めた車両の中でさえ必要以上に背中を私のグイグイ押し当ててくる女。「え?私、電車のなかで圧迫骨折するかな?」と恐怖に駆られながらも耐え渋谷駅で一旦下車。なんだか嫌な予感。「このまま再度電車に乗り込むと吐き気がするかも」と不安になってホームのベンチを探す。が、ない。開いているベンチがないのだ。ホームのベンチは同じように気分を悪くした人やら満杯の電車に乗り込むことを諦めた人やらで埋まっているではないの
やっとのことで席を立った人の後に滑り込むと吐き気と下腹部痛がやってきた。こ、これは体が暑さや寒さ、痛さなどにビックリしたときの私特有(?)のショック症状じゃないの必死に駅員さんを探し体を休めたいと訴えると非情な答えがやってきた。「すみません、今医務室のベッドはどこも埋まってまして場所がないです。」
とりあえず吐きたかったので一度トイレに連れて行ってもらうことにし何とか自力でエスカレーターに乗ったが、トイレから出てきた私が「せめてイスに座りたい」と訴えるとエレベーターでまたホームへ向かわせられる。そこは私が座っていたホームのベンチ。見渡すと具合の悪そうな人でベンチは一杯だ。あっちにもこっちにも具合の悪そうな若い男性や女性がホームに直に座り込んだりしていて、「ここはどこ?」と思わせる。私にアテンドしてくれていた警備員さん、私に向かってこう言い放った。「すみません、ベンチは一杯のようです」
よくまあ自分のところの混雑のせいで痛みと吐き気に襲われている乗客に向かって、そんな心無いコメントができるよね。「とにかくどこでもいいので座らせてください。あと、ダメもとで鎮痛剤を飲みたいのでお金は払うので飲料を自販機で買ってください」と言うと、なんとか「社員用の食堂ならイスがあります」との返答を引き出せた。「わかりました。そこで休ませてください。でも歩けません」と言って車椅子で連れて行ってもらう私。
さあ、そこからですよ。食堂の流し台に吐き、置いてあったソファの上で強い下腹部痛と闘うこと30分あまり。こんなときのために鎮痛剤を持ち歩いていたから助かったあ。いやいや、鉄道管轄の国土交通省だけじゃなく、厚生労働省にも東急電鉄に対し指導をしてもらいたいもんだ。
あ、ちなみに私にアテンドした警備員さんは事務方と電話連絡するたびに「40代女性が体調不良」と私に確認もせず「40代女性」と連発していたなあ。うーむ、さすがに30代は無理なのかあ。まあ、40代なら良しとするかね