こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

悪いのはその生き物じゃない

2017年03月24日 | 日々思うこと
昨日の休日は、家族でお彼岸のお墓参りに行ってきました。

毎月必ずお墓参りはさせて頂いてますが、

お彼岸やお盆等の節目的な供養に家族で出かけると

故人が喜んでくれているような気がして、こちらまで心がほっこりするような。。

一軒一軒のお墓を綺麗にした後ご先祖様に手を合わせ、

私たちがこの世で平和に暮らさせていただいていることへの感謝と、

これからも私達を見守っていてくださいとお願いをして帰ります

昨日は娘婿も一緒だったから、いつもよりご先祖様も喜んでくれていたような気がしました


そんなお墓参りでしたが・・・

四軒目のお墓のお掃除をしている時に、そのお墓の山奥から

作業着を着た男性が網の箱を抱えてこちらに歩いてくる姿がみえたのです

そして、その箱には何か生き物が動いています。

箱を抱えた、作業着の人がだんだんとこちらに近づいてきて、通り過ぎるところを家族で興味深く見ていると

目の前を通り過ぎる時に、箱の中の生き物の正体が判明・・・

それはなんと、大きなアライグマだったのです

最近、あちこちで、何処かで飼われていただろう、決して日本にはいる筈のない動物が捨てられ(或いは逃げられ・・)

それが野生化して繁殖し、自然形態を脅かす存在になり、

人家に逃げ込んだ害獣たちは、屋根裏や縁の下に潜んで家屋に被害を及ぼしたり、

うちの常連さんがお守りをしているお寺も、アライグマの被害で大変な目に遭ったと聞きました。


見た目は可愛らしいアライグマでも、成獣になれば手に負えなくなるのは

犬や猫のように、人間に従順になる性格ではないからでしょうし、

野生の動物を飼いならす・・・ということは、

その動物の習性や性質を熟知した者でも飼いならすということがどんなに難しいか・・・。

そんな生き物を簡単に飼いならせると思っているのか、見た目の可愛さだけで高いお金を出してペットに迎え、

挙句に、手に負えなくなって山の中に置き去りにする・・・といったケースは少なくないとおもいます。

どうして山の中に捨てるのかというと、

野生の動物だから、山の中なら食べ物も困らないしなんとか生きてゆけるだろう・・・という、

とりあえずは飼い主の責任、思いやりのように、ペットを捨てる側にとっての都合のいい言い訳なのでしょうが

捨てられた動物にすれば、動物たちには迷惑千万なだけで、

食べ物を求めて山から人里に下りれば捕まえられて殺される・・・。

殺処分の前に、あちこちで沢山の民家がそんな害獣に家屋が潰されそうな被害を受けているかもしれないし

いずれにしても、それらの原因は、すべてが害獣の仕業ではなく、

そこにいる筈のない生き物が、ある非常識な人間に放たれてしまった結果がもたらした現実なのだということ


自分で手に負えないものは誰の手にも負えないのです。

山に放つなら動物管理センターにでも連れて行って引き取っていただくことをお勧めします。

それがかわいそう・・・と思う人に考えて頂きたい。。

可愛そうと思って山に放ったその生き物が、必ず幸せに生きていけると思いますか・・・?!

お墓参りの時に見たアライグマのように

山の中にいても、何かの苦情があって人間に捕えられてしまえば、結果は殺処分しかないのです。。

鵯山は墓苑です。沢山の故人が眠る静かな山です。

自然形態を脅かす生き物を山に放つことはやめましょう

そのうち、害獣が害獣だけではなく、狂犬病や恐ろしい病気を繁殖するやもしれませんから・・・









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