こんな女将の独り言(神戸福原ぼっかけ「あーちゃん」お店blog)

神戸は福原で細々と営んでいる「ぼっかけうどん」のお店「あーちゃん」の女将がうだうだと日々のあれこれを語ります(笑)

☆・・あーちゃんニュース!・・☆

  ★いよいよお待ちかね!ぼっかけかす汁開始★ 今年は早くも猛暑の頃から「かす汁まだ?!」の問い合わせがあり、10月に突入するや、毎日問い合わせが殺到する事態に^0^; 金時人参や霜の降りた冬大根・・、まだまだ冬野菜が入手できる状態ではありませんが、かす汁ファンのお客様の要望に応えるべく、「ぼっかけかす汁」開始させていただくことになりました(^0^)ノでも、本当に美味しくなるのはまだまだこれからです!!

今年は有馬の紅葉

2014年11月21日 | Weblog
昨日は家族とお友達も一緒に有馬方面の紅葉見学に出かけました

ここ何年かは丹波方面へ出かけていたのだけれど、

今回は、いつも一緒に温泉に行くお友達を誘ったので

ゆっくりまったり温泉に浸かりたかったので有馬に決定

数日前から有馬方面の紅葉を検索し、瑞宝寺公園がヒットしたのと、

そこが温泉街から近かったので、今年は有馬に決定

公園近くの駐車場に車を止め、紅葉を求めて公園までの道をお喋りしながら歩きました

途中、大きくて見事に真っ赤な紅葉の木がある広場近くで焼き栗を売っていて      

匂いにつられた大将がアツアツの焼き栗を購入

ブラブラと公園までの道のりを、紅葉の景色と甘い栗で癒し

目的の瑞宝寺へ着くと、平日にもかかわらず観光客の人達が沢山来られていて、

皆紅葉を記念にと、首からカメラをぶら下げてシャッターチャンスを狙っておりました

          

暫らく園内を散策した後、そこから温泉街へ向かい、昼食に。。

沢山のお土産屋さんや飲食店が並ぶ温泉街を歩いてみつけた一軒のお蕎麦屋さんに入り

美味しいお蕎麦を頂いた後は街を歩いてお買い物

有馬の温泉には時々来ていたのだけれど、

いつも夜だったので街中を歩いたことが無くて、知らないことが沢山あったので、

今回はあちこち見て歩きたくて、細い路地までしっかりと散策して興味深いものを沢山発見

有馬って、なかなか面白い

ちょっと上り坂になっている、細い路地裏には、看板がレトロっぽいお店とか

美味しいお土産屋さんが並んでいたり

   

その路地内には温泉源がわき出ている場所があったり・・・



 妬泉と言われる泉源は、硫黄の臭いが独特の銀泉といわれる白っぽい温泉で


そこから少し離れた場所でみつけた天神泉源は、淡い鉄の匂い?がする金泉だからか、

泉源が祭られている神社の周りや近隣の溝は鉄錆の様な赤い粉で染まっていました。

    



あちこちを歩いてお土産も買い(手焼きの炭酸せんべいは、味も濃厚で美味しいことを発見!
っていうか、昔食べた懐かしい炭酸せんべいの味なのです!)、

アツアツの温泉まんじゅうを食べた後は温泉。。

太閤の湯に行くと時間が早かったこともあり、

観光バスから次々と降りて来た観光客が入っていく姿を見て

温泉は時間をずらして入ることにして、

再び車を出して虹マスの釣り池の近くにある、紅葉スポットになっている公園に

あいにく、ニジマス釣りは定休日だったらしくてできなかったけれど

そこから奥にあるという公園をブラブラ。。

川の水が驚くほど綺麗で感激しながら、公園の奥へ奥へと歩くと

行き止まりの場所には滝が

滝の横に小さなお茶屋さんがあり、冷えた体を癒そうと甘酒を注文。。

優しいお爺ちゃんとお婆ちゃんがもてなしてくれるお茶屋さんと

そこでいただいた甘酒の味は、一生忘れられないHOTな思い出になりました


ブラブラと歩いて紅葉も沢山愛でたし、陽も陰ってきたのでそろそろ・・・と

いよいよ温泉に行くことに

太閤の湯で2時間半、岩盤浴や露天風呂、金泉に銀泉を堪能して帰路へ

ポカポカした体で外に出ると、館内の駐車場の周りがライトアップされた紅葉でとっても綺麗

暫らく夜の紅葉を楽しませていただきました。。。





娘たちも社会人になり、

休みの日が合わないのでめったに家族で出かけることが無くなってしまったけれど

時間が合えばまた家族の思い出小旅行に出かけたいと思います。。









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世の中の進歩は凄い! でもね・・・;

2014年11月16日 | Weblog
もうすっかり世の中に定着したスマートフォン。。

その機能は充実していて、プチプチ打っていたキーボードも不要になり

折り畳みの携帯電話の機種も大きなテレビみたいなパソコンも

希薄になりつつある昨今・・・

これからは、腕時計の様な形や、近未来には眼鏡型の端末になるのだとか・・・

そんなスマホ時代に、ちょっと見られなくなったモノを挙げてみてと言われて浮かぶものに

ウオークマンとか腕時計、そしてカメラが出てくるのだけど

最近は、ホントに腕時計って、

ブランド物以外身に着けている人を見ることがなくなったなぁ・・と感じます

ウオークマンにしても、スマートフォン一つあれば音楽も文学もとり放題だし

何時でも画像撮り放題。。

テレビだって出先から見られるぐらいになりましたもんね

それに、何が凄いって、

ナビ機能で道案内までしてくれるうえに、

ちょっとした通訳や、美味しいお店も教えてくれたり、

お買い物だって指一本でできちゃうのですもんね・・・

大した世の中です、ホント。。。

で、

うちのお店に来られるお客様の殆ども老若男女問わずスマートフォン派で

初めてご来店のお客様は大抵うどんやお寿司の画像をパチパチ

先日は目の前に座っていた恰幅の良いおっちゃんが

「フェイスブックに載せるんや」とカレーうどんの画像を撮ってました

そうやって、宣伝してくださるおかげでか、

うちも新規のお客様が増えてきて、ホントに有り難いことですが・・・


たった一つだけ、ものすごく気になることが。。。

それは、音量

ゲームをしながら食事をされる人は大抵音量を最低限に下げているので

小さな音が気になることはあっても、さほど迷惑には感じないのだけれど

スマートフォンの動画を見ながら大音量にして自分の好きな音楽を聴きながら・・・とか、

時々食事中に電話がかかってきたりするといきなり大声で話し出す人とかがいて、

一瞬で場の雰囲気が変わってしまうことがあります

電話の場合、大抵は気を遣って外に出る方が殆どなので

そういうことはめったに無いものの

広い場所とは違い、うちは小さいお店なので

大声とか携帯等から発する「音」は、時には〝耳障り″に感じることがあり、

音楽においては、目の前で聴く音源は心地良いものかもしれなくても

少し離れた場所からだとノイズが割れて雑音と混ざり

他のお客様には不快にさせることも・・・

けれど大抵の場合、音を出している方よりも

注意をしたくても、自分が発した注意の言葉で周りを不快にさせてしまうと思い

気を遣って注意をしない人が殆ど・・・

そういう周りの空気を察してくださる方ばかりが店内にいるとは限りませんから

周りを不快にさせるような、ちょっとした迷惑「音」は

自分の耳の中だけ独り占めして心地良く聴いていただけます様にお願いしたいと思います

ちなみに

私も大将にとって、大好きな店内の「音」と言えば

お客様が美味しそうにうどんをすする音と出汁を飲まれる音、

そして「美味しかった」の一言の「声」が

「一番耳に響く嬉しい音」であります













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初対面?

2014年11月07日 | Weblog
火曜日の夜のお話

夜も10時を過ぎた辺りだったでしょうか。。

常連のご夫婦がご来店の後、もう一組のカップルさんがご来店

それぞれの注文をお作りして出した後は

私も大将も自分のポジションで次の用事にとりかかっていたのですが

何かの拍子に、ふと私が目の前に座っていたご夫婦に

寒くなったら、やっぱり露天風呂がいいですね

と話を振ったら、ご夫婦の並びに座っていたカップルさんも

「私もお風呂が好き」と話に乗ってきて

そこから店の中が近隣の温泉情報でいっぱいになり

暫らくは温泉談議に花が咲き(笑)

話題が尽きそうになった辺りで今度は、

私の前に居たご夫婦の旦那さんが、

いつも行く近場のお風呂屋さんの帰り道にある焼肉屋さんの・・・

と、話したところで、また並びに座っていたカップルさんの彼女が

「あ私その焼肉屋さん知ってる

と、また話に便乗

あちこちの美味しい焼肉屋さんの名前が、出るわ出るわで

うちのお店の中が焼き肉の煙に包まれそうな

ホルモン焼きの匂いが溢れるぐらいの美味しいお肉情報が満載になり

なんだか店の中に居る私達って、昔からの知り合いだった?!みたいな

不思議な「友情」?が芽生えた様で

たまたまうちのお店で出くわしただけの2組のお客さんはすっかり打ち解けて

帰り際には「またぜひ会いましょう!」と名残惜しそうにしておりました


ちょっとしたお店の中での出来事だけど、

ほんの一時の、お客さまとの交流で頂けた温もりを大切に

今日もお店頑張ります





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ぼっかけ冥利につきました

2014年11月03日 | Weblog
昨日、お客さんの波が一段落した9時過ぎ辺りに、

ひょっこり入ってこられたお客様

背が高く、なんだか一回りも大きいスーツ姿の男性は

「こんばんは、お久しぶりです」

と、一礼して席に着かれると、早々とぼっかけを注文されました。

長い間、ご無沙汰してました・・・と、

大将と私を見て話されるその男性の顔を暫らく見ていて、

その方がやっと知人のお連れさんと判ったのは

以前来られた時とは違い、随分とやせ細ってしまわれたからでした。

「大病を患ってしまいまして・・・

2年前にこの方は胃に癌がみつかり、手術をされたとのことで、

一時はもう、生きてこの地には戻れないと諦めていたこともあったのだそうです。

男性は定年前まで柔道の指導をされていたこともあり、

術後から体力を取り戻すのに苦労はしたものの、

日々の鍛錬でなんとか体力も取り戻すことができ、

2年たった今は、以前の重量級の体型からはサヨナラして健康的な体型になり

自宅の近所に畑も借りて、週二回畑仕事に勤しんで野菜を育てておられるとのこと

「今日は用事でやっと神戸に来られたので、

なんとしてもぼっかけを食べて帰らんと・・・と思ってね、飛んできたんですわ」


そう言って、私がお出ししたぼっかけうどんを一口一口味わい

「あぁ、美味い・・、美味いなぁ・・・」

と何度も何度も言って時々目を拭いながら、

一滴の出汁も残さず食べ終えた丼をカウンターの上に置き、

「ほんまに、生きてこられてよかったと思いますわ。

生きてまたぼっかけが食べられたこと、

もういっぺんこのぼっかけを食べるために、頑張って食欲を取り戻しました。

今日のぼっかけは自分へのご褒美ですわ」


と言ったその言葉に、私も目頭が熱くなりました



何でも無い様な事が 幸せだったと思う・・・と、歌の文句ではないけれど、

普段私達は何気なく生きていることが、

たとえばそれが、どんなにつまらない一日だったにせよ、

生きていること自体が幸せなことなのだということに気がついた思いがしました。


普段私達が見慣れている、何気ない一杯のぼっかけの味を

こんなにも大切に思ってくださるお客様がいることを誇りに

これからも大将と2人でぼっかけの味を守っていかねばと思い、

そしてこの味を私達の一生の財産として残してくれたお義母さんに感謝

今月のお墓詣りで報告させていただこうとおもいます

        









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