Deepblue

RX-8をはじめとしたDEEPの好きなもの、見つけたものを紹介していく更新不定期のブログです

So long !

2010-03-08 | thoroughbred



どもっ DEEPです


久々に車以外の話題でブログを書きます


ウオッカの引退が決まりました・・・


ドバイワールドカップをラストランと定め、現地入りしていたウオッカですが、前哨戦であるマクトゥーム・チャレンジ・ラウンド3で8着に終わった後、2回目の鼻出血を発症していたことが判明…

そのまま本番を待つことなく引退となりました


馬の鼻出血とは人間の鼻血と違い、激しい運動をした後に肺からの出血が鼻に現れること…

馬は口から呼吸ができないためにこれが重くなると呼吸が困難になり、競走能力が著しく低下するそうです

JRAの場合は1回目の鼻出血で1ヶ月出走停止、2回目は2ヶ月、3回目は3ヶ月と安静が義務付けられているほどです。



思えばウオッカにはたくさんの思い出をもらいました





牝馬として64年ぶりに制した日本ダービー…(2007)

「いくらなんでも牡馬には…」という声を見事に覆して突き抜けました






2008年天皇賞(秋)・・・

宿命のライバルダイワスカーレットとのゴール前わずか2センチの競り合い…

ゴールしてから着順が上がるまで、17分もかかりました・・・






2009年安田記念・・・

内でもまれて直線向いても外に出せず、こりゃ終わったと思った残り100m・・・

まさかまさかの末脚爆発で勝利をもぎ取りました






日本ラストランとなった2009年ジャパンカップ…

安田記念1着後、毎日王冠、天皇賞(秋)と勝ち切れず、距離不安もあって「ウオッカはもう終わってのでは?」などと囁かれながらも1番人気を獲得し、最後はオウケンブルースリの急襲をこれまた2センチしのいで優勝


実はこの4レース、DEEP家はすべて東京競馬場で目の当たりにしているんです


JRA平地G1通算7勝は、シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクトと並んで最多

もちろん牝馬では初めてです

こんなすごい馬のレースを肉眼で何度も見られたことは本当に幸せなことだと思います


この後はアイルランドに渡り、昨年の凱旋門賞馬シーザスターズとの交配が予定されています

数年は現地にとどまって種付け、出産を行う予定とのことで、しばらく会えなくなってしまうと思うと昨年のジャパンカップ観戦がホントに貴重な体験だったと思えてきます


でもウオッカのことですからきっときっといいお母さんになり、強くて速い産駒を毎年出してくれると思います

そしてその仔たちがまた日本のターフを走るのを楽しみに…







VODKA, so long !



でわでわ~

(写真についてはWeb上から拝借いたしました とてもいい写真なので使わせていただきましたが、不都合があれば削除いたします)