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独りぼっちの戦略

2021-07-27 18:57:33 | 競争
名越康文著  『ひとりぼっちこそが最強の生存戦略である』



 1 セネカが言うには、人生は短くなどありません。与えられた時間の大半を、私たちが無駄遣いしているに過ぎなないのですと。



 2 日常の怒りを払う方法をスリランカ上座仏教のスマナサーラ長老から作者は教わる。

 やり方は簡単で、心に怒りがよぎった瞬間に、私は怒っています、とゆっくり三回唱えることだと。



 3 感情的になっている時の私たちの頭の中は、他人や群れの視線で一杯になっている。上司からどう思われているか、友人と会った時に次に何を言われるか、自分の思うように部下が行動してくれるかということばかり。
 それはすべて、他人に対する期待の裏返しゆえにと。



 4 古来多くの賢人たちは、本当の知恵、はジブの内側にある、ということを繰り返し語ってきた。
 西洋でも、ギリシャ哲学の祖であるソクラテスは、瞑想によって深い知恵を得ていたと。


 5 自分の呼吸を、一つ、二つ、と数える数息観がわかりやすい瞑想方法だと。




 6 眠っている時、我々の脳は、覚醒している時と全く違うロジックによって働いている。この物語の小人は、眠っている間の心の様子を、ある種、象徴的に表していると。





 7 眠りが単なる心身の休息なら、超短時間の睡眠のノウハウの本を読めば、寝塗らなくてもいい、と考える人がいる。

 しかし、人生三分の一の眠り時間で、起きている時間とは異なる知性を働かせていたらどうでしょうか。

我々のソロタイムとして眠りを捉えると、小人の働きに注目するべき。

つまり、眠れない時には、無理に睡眠時間を確保するのではなく、どうやって覚醒時とは異なる小人の働きを活性化させるかを考えよと。

 その方法として、瞑想を作者は勧めている。


 8 多くの人が、群れの価値観や常識に合わせすぎているために、本来の才能を育むために必要不可欠な、自分の本当に好きなことに熱中し、没頭する時間を奪われている。
 人間関係が人生の目的ではない。人生の限られた時間を群れに順応するために費やしている。
それゆえに、ひとりぼっちの時間、ソロタイムは、群れから一時的に手を離し、自分の身体と心に向き合う時間だと。



 9 儒教の祖、孔子の言葉に、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず、と。

 同ずる、というのは、群れの中で他人の感情にいちいち感応し、同調し、振り回される。

 対して、和するは、他人の感情に感応しつつも、自分の芯を揺らがせないで、相手を思いやり、力を貸せる状態だと。



 10 群れからの評価や賞賛を得たいがために、他人や社会に貢献しようとする行動と、そうではなく、自分の意志で自然に、他人や社旗の貢献しようとなされる行動は、表面的にほとんど見分けがつかないと。



 
 11 ひとりぼっちのソロタイムの過ごし方として、作者は、夜、一人で散歩する、ことを勧めている。

 静まりかえったひんやりした空気の中、目的を定めず歩いてみる。やがて、二手に分かれている場所にさしかかる。深く考えないで、よどみなく、どちらかの道を選ぶ。

 意外と難しい。特に、仕事や友人との人間関係といった群れのしがらみに囚われている時は。

 しかし、この訓練をすると、人生の岐路に立つと、正しい選択肢を選ぶ力を養えると。



 12 人間は、迷えば迷うほど、理屈に頼る。データに頼ったり、あの人がこう言ったからとか。
 しかし、人生の大切な選択は、理屈で選べない。大切な選択であればあるほど、闇夜で分かれ道を選ぶ、ぐらいの直観力が問われると。



 13 群の内側で失われた人生の活力は、、群れの外で充電を。

独りぼっちの戦略

2021-07-27 18:49:05 | 日記
名越康文著  『ひとりぼっちこそが最強の生存戦略である』



 1 セネカが言うには、人生は短くなどありません。与えられた時間の大半を、私たちが無駄遣いしているに過ぎなないのですと。



 2 日常の怒りを払う方法をスリランカ上座仏教のスマナサーラ長老から作者は教わる。

 やり方は簡単で、心に怒りがよぎった瞬間に、私は怒っています、とゆっくり三回唱えることだと。



 3 感情的になっている時の私たちの頭の中は、他人や群れの視線で一杯になっている。上司からどう思われているか、友人と会った時に次に何を言われるか、自分の思うように部下が行動してくれるかということばかり。
 それはすべて、他人に対する期待の裏返しゆえにと。



 4 古来多くの賢人たちは、本当の知恵、はジブの内側にある、ということを繰り返し語ってきた。
 西洋でも、ギリシャ哲学の祖であるソクラテスは、瞑想によって深い知恵を得ていたと。


 5 自分の呼吸を、一つ、二つ、と数える数息観がわかりやすい瞑想方法だと。




 6 眠っている時、我々の脳は、覚醒している時と全く違うロジックによって働いている。この物語の小人は、眠っている間の心の様子を、ある種、象徴的に表していると。





 7 眠りが単なる心身の休息なら、超短時間の睡眠のノウハウの本を読めば、寝塗らなくてもいい、と考える人がいる。

 しかし、人生三分の一の眠り時間で、起きている時間とは異なる知性を働かせていたらどうでしょうか。

我々のソロタイムとして眠りを捉えると、小人の働きに注目するべき。

つまり、眠れない時には、無理に睡眠時間を確保するのではなく、どうやって覚醒時とは異なる小人の働きを活性化させるかを考えよと。

 その方法として、瞑想を作者は勧めている。


 8 多くの人が、群れの価値観や常識に合わせすぎているために、本来の才能を育むために必要不可欠な、自分の本当に好きなことに熱中し、没頭する時間を奪われている。
 人間関係が人生の目的ではない。人生の限られた時間を群れに順応するために費やしている。
それゆえに、ひとりぼっちの時間、ソロタイムは、群れから一時的に手を離し、自分の身体と心に向き合う時間だと。



 9 儒教の祖、孔子の言葉に、君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず、と。

 同ずる、というのは、群れの中で他人の感情にいちいち感応し、同調し、振り回される。

 対して、和するは、他人の感情に感応しつつも、自分の芯を揺らがせないで、相手を思いやり、力を貸せる状態だと。



 10 群れからの評価や賞賛を得たいがために、他人や社会に貢献しようとする行動と、そうではなく、自分の意志で自然に、他人や社旗の貢献しようとなされる行動は、表面的にほとんど見分けがつかないと。



 
 11 ひとりぼっちのソロタイムの過ごし方として、作者は、夜、一人で散歩する、ことを勧めている。

 静まりかえったひんやりした空気の中、目的を定めず歩いてみる。やがて、二手に分かれている場所にさしかかる。深く考えないで、よどみなく、どちらかの道を選ぶ。

 意外と難しい。特に、仕事や友人との人間関係といった群れのしがらみに囚われている時は。

 しかし、この訓練をすると、人生の岐路に立つと、正しい選択肢を選ぶ力を養えると。



 12 人間は、迷えば迷うほど、理屈に頼る。データに頼ったり、あの人がこう言ったからとか。
 しかし、人生の大切な選択は、理屈で選べない。大切な選択であればあるほど、闇夜で分かれ道を選ぶ、ぐらいの直観力が問われると。



 13 群の内側で失われた人生の活力は、、群れの外で充電を。