『結果を出す人のやる気の技術』
1 爪の両脇を指でつまんで力を加えると、服区間神経のツボを刺激して免疫力が上がる。痛い、と感じるぐらいの刺激がいいと。
2 池谷裕二氏によると、やる気を生み出す脳の場所があると。側坐核というところで、脳の真ん中に左右一つづつ。ここの神経細胞が活動すると、やる気が出ると。
どうすれば活動してくれるか。
ある程度の刺激が来た時だけだと。刺激を与えられるとさらに活動してくれうると。やる気がない場合でも、やり始めるしかないと。
やる気がある
からできるのではなくて、刺激を与えることでやる気のスイッチが入るという順番だと。
この現象をクレベリンという心理学者が発見。作行興奮、と呼ばれる。作業していうちに脳が興奮してきて、作業に合ったモードに変っていくと。
3 ヨガや気功の一環として手の指を逸らせることでリラックスする効果があると。
4 ゾーンはそうやら、唐突に訪れるらしい。ランナーズ・ハイよりも鮮烈で、瞬間的に、しかも試合中にのみ起こると。
5 どの仕事も、いま、に没入してやる。ゾーンに入って楽しんでしまおうと考えればいい。意味とか意義に関して考えることを一旦保留にして、そこに没入してこなす。技術を高めることで余計なストレスを減らすと。
6 スポーツ根性ものが一世を風靡し、特訓魂を鼓舞した時代に、日本が元気に伸びようとしていた時代はちょうど合致。
6 納得できない事でも、これも修行だ、と思うことで、心に渦巻くネガティブな感情の矛先を収めることができると。
7 不愉快な刺激によって、ノルアドレナリンが出る。それを一つのきっかけにして、否定的な感情を自分を発奮させるエネルギーに変えよと。
8 反復練習を積み重ねることで、身体的に身に付いた行為は、セロトニン神経系のスイッチを入れる装置となり、それをやることで心が落ち着くと。
9 反復で心を整え、精度を上げる。型だけでなく、リズムや呼吸も関係してくる。身体的に自分のワザの安定を図ることが、心の安定を生むと。
10 坂口安吾は東洋哲学に耽ったが、ノイローゼにないかける。抽象的なことはかり考えていたので、実践的な学問に浸ろうとして、語学に没入。十書を引きまくり、文法と首っ引きの日々で病気を克服したと。
11 合い言葉は、バカになれ、ハマれ、天才と思え、と。
12 毎朝、散歩をし、見聞きしたこと、あるいは感じたことを一分間スピーチで話す。これによって自分が気付いたことをはっきりと言葉にする回路ができると、沖縄の無名の高校を甲子園に出した我喜屋監督は言う。