バスシェルターの明かりの下で

夢を忘れたちっぽけなバス会社のちっぽけな元バス運転士の最初で最後のチャレンジ・・。

いてまえ、試乗!長崎市コミュニティバス「らんらん」

2005年03月20日 | いてまえ、レポート!

乗ってきましたよぉーっ!長崎市のコミュニティーバス「らんらん」です。
循環系で、運行は長崎バスでした。
信号待ちは常にエンジンカット。
地球環境保全みたいなこというてるけど、再始動の際は、有害物質がいっきに排出されて
実は、逆効果ねん!みたいにな話も以前あったよなぁ、まぁ、ええけど。

「いすゞエルガ・ミオ」ワンステップバス!15分~20分おきに運行!(時刻はちゃんとあります)
「らんらん」はいまどこに?
インターネット経由のGPSシステムが導入されており、
お目当ての便が今どの辺りを走っているがわかるんですわぁ!
乗りながらアクセスしてみたら、ちゃんと現在位置がほぼ的確に文字によって表示されました。

走っているコースは市内の観光スポットを確実に押さえたもので、どちらかといえば
観光客向けのような色が濃い感じも受けました。
とはいっても、乗客は様々。
学生風、子ども連れのお母さん、ショッピング中のご夫人、どこかのOL、たぶん、よそ者はボクだけ・・。

長崎は、ほんと坂が多い。駅前のレンタサイクルもアシスト付きの自転車でした。
この坂道の多さが、公共交通利用を促進させているみたいな話も聞きました。

今度は、一般路線バスにのって思案橋まで移動しようと思い、あえて市役所前で「らんらん」を降りてバス停を見れば・・
路線系統図がないんです。思案橋の前をどのバスが通るのか、まったくわからんがな!(◎o◎)!

どのバス停にも、アルミ製のりっぱなシェルターがついてんのに、系統図は一切ない!!
市内路線バスは、観光客にはやさしくねぇぇ!

しゃぁないし、「すいません。○○に行くには、どのバスに乗れば・・・」みたいな展開になってまうやん!

けど、これが、いいんですわ!行く先々で道を尋ねるとほんまに親切に教えてくれるねん・・!
おっちゃんも、おばはんも、ばぁちゃんも、にーちゃんも、少年も、女子高生も、警官も(これは当たり前か・・)
月並みですが、人の温かさに触れることができて、ボクは嬉しくて、ニヤニヤしながら坂道を登ったり、下ったりしてました。

路線バスは冷たかったけど、人は温かかったっす。
「私も同じ方向に行くから、いっしょに乗りましょう」みたいなこと言われて、あぁ、親切やなぁって。

逆にいうと、立派でわかりやすい路線図があったら、そこに、いはったおばぁちゃんにも声をかけへんかったわけやし、
人の温かさにも気付かへんかったかもしれへん。
実は、ここまで、見越して、あえて路線図を掲示してへんかったら、ある意味「やられたぁ」てな感じにもなるけど・・。
・・・・「ない、ない、それは、ないわぁ」

全車、音声合成システムが導入されている・・ようだった。
「○○経由△△行きです。整理券を~」みたいに、
乗車時の車外案内の際の経由地はシンプルに一箇所だけ伝えるもの。

ウチはチト欲張りすぎ!
貧乏くさいちゅうか、ポイントをついてへんちゅか、いっぺんにそんなぎょうさん聞けへんちゅうねん。

整理券もバーコード付きで、特殊な運賃箱に入れるとお釣りがでて来るタイプだと思う・・。
もちろん、ボクはあらかじめ小銭を用意して、ちゃんときっちり入れましたよ。

また、乗ろうっと!

らんらんっ!!

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